クモ蟲画像掲示板 396578


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アカオニグモ♀

1:しぐま :

2016/01/19 (Tue) 22:51:09

年が明けてご挨拶が遅くなりましたが、みなさま今年もよろしくお願い致します。

2015年秋にはアカオニグモ♀を定点観察してました。
造網動画(15倍速映像)を奉納します。
夜中から明け方にかけて垂直円網を張り替えます。

2:きどばん :

2016/01/21 (Thu) 06:17:30

こちらこそよろしくお願い致します。
かなりの力作のようですね!!
きちんと見てから・・・2-3日後にレスします。
3:しぐま :

2016/01/22 (Fri) 00:17:32

アカオニグモの観察でいくつか疑問が出てきたのですが、「花を食べるクモ」の件が一段落したら改めてこのスレでお尋ねします。
4:きどばん :

2016/01/22 (Fri) 20:34:57

> 「花を食べるクモ」の件が一段落したら改めてこのスレでお尋ねします。

了解です。
5:しぐま :

2016/02/07 (Sun) 18:40:41

質問です。
毎晩張り替える垂直円網の最上部を支える水平の糸を枠糸と呼んでよいのでしょうか? 橋糸と呼ぶべきですか?
「橋糸」という手続き的な用語を使うのは、全く一から造網するときだけのような気もします。


日没後(破網後)にこの水平の枠糸を念入りに補強する様子を一度だけ観察できました。
この後で最初の縦糸を張るまで(おそらく深夜)待てなかったのが残念です。
6:しぐま :

2016/02/07 (Sun) 18:58:06

・アカオニグモ♀の腹背が黄色いうちは亜成体と思って大丈夫ですか?
外雌器を精査せずに体色だけで亜成体/成体を見分けるのは危険ですよね?きっと…。


・造網中になぜか横糸張りを途中で中断してしまった晩があり、解釈に苦しんで頭を抱えました。
捕獲域が狭く、外縁部に張られた横糸もきれいな等間隔ではなく、隣り合う横糸が所々で融合して捩れています。
特に網の右上部分が酷いです。
この網は「失敗作」と呼べますかね? 
このぐらいは許容範囲ですか?
勉強し始めの頃はオニグモの網というとどうしても理想化した美しい円網(イデア?)を思い浮かべてしまうのですが、実物を観察してみると横糸に多少の乱れがあることに気づきます。
7:くも子 :

2016/02/09 (Tue) 13:25:39

しぐまさんおじゃまします。

住居を定めたら長期にわたり同じところで網を張り替えオトナになる、というふうですね。

右側のもやもやした太めの糸束?橋糸とは言い切れませんが、ご覧くだされたく…

(2007年8月末志賀高原)
8:くも子 :

2016/02/09 (Tue) 13:28:54

新網を張るときも橋糸から始めるから太くなる(理にかなっている)?

ピントが糸にもクモにも合っていないですが、太いのが橋糸の一部分のように思います。

クモを撮ってやろうと近づくと、網の上下は意識の外?、といった例でしょうか。橋糸が右横に、縦方向になってしまった。
9:くも子 :

2016/02/09 (Tue) 13:32:13

はしわたしの橋、橋糸は水平方向に張るの意も含んでいる? アカオニグモのアカ、赤色の度合いは千差万別ですね。

垂体は外雌器を隠すような位置に。垂体は成体になるときできる? なら、垂体の有無が成体か否か見分けるとき役に立つ。
交尾の邪魔になる様な気がしますけど、垂体が損傷するとクモは交尾できなくなる(報告は、アカオニグモの例ではないですが)というのだから、難しい。
10:くも子 :

2016/02/09 (Tue) 13:36:57

過密地のアカオニグモの網の中で、一例だけみつけた特に近接している例です。
(当時勝手に、ダブル・ウエヴなどと…)

新鮮な網のようですが、撮った時刻は17:35。
隣同士が同じ時間帯(昼間?)に網を張ったのでは?
それぞれが棲み家につながっており、背番号26号個体が奥側の網、27号個体が手前側の網の主でした。

橋糸は判然としませんが、最上部の糸が少し太いようにみえなくもない。
11:くも子 :

2016/02/10 (Wed) 07:12:15

私が考えていた上述「橋糸」の概念が間違っていました。

談話会誌最新号(9~11頁)に「橋糸はワク糸にならない」があるのを昨夜偶然見つけました。
http://kakureobi.sakura.ne.jp/kishi/k107.pdf

造網初期に張った「橋糸」は、間もなく3本のたて糸の内の2本に。さらにクモは「わく糸」とたて糸を同時にひき、「外枠」を作成。半永久的に利用するのはこの「外枠」で、単に「ワク糸」としてもよい…

「外枠」、「わく糸」、「ワク糸」の用語を正しく使い分けることはなかなかです。
12:きどばん :

2016/02/10 (Wed) 11:36:12

> 毎晩張り替える垂直円網の最上部を支える水平の糸を枠糸と呼んでよいのでしょうか? 橋糸と呼ぶべきですか?
> 「橋糸」という手続き的な用語を使うのは、全く一から造網するときだけのような気もします。
> 談話会誌最新号(9~11頁)に「橋糸はワク糸にならない」があるのを昨夜偶然見つけました。
> http://kakureobi.sakura.ne.jp/kishi/k107.pdf

私は「橋糸」「枠糸」等の単語については「誰が話しているか」「どういう内容なのか」によって、頭の中で自分の認識する対象に自動変換していたもので・・・改めて聞かれると分かりにくいですね。
くも子さんが紹介されている資料の記述者はクモ網の権威とされる方です。『円網上部の「いわゆる橋糸」正確には「外枠」が作成される』 『私としては,細野先生による「この糸はいったん張り渡すと,めったにこわさない.そして時々ここを見回って補強するから,糸も太く強いものになる.この糸を橋糸と呼ぶ人もある.私も使うけど,それは造網初期に限ることにして,いったん網が出来てしまい,その後も半永久的に利用されるばあいは外枠と呼ぶことにしている」という見解を,今後は採用したいと考えている.ただ,そこまでこだわる必要がない図鑑などの解説なら単に「ワク糸」で良いと思っている.』 ・・・ 「今後は採用したいと考えている」「良いと思っている」・・・ということです。過去の資料と照らし合わせると色々誤解が生じるので差し当たり絶対的定義はしない、ということだと考えて構わないと思います。

> アカオニグモ♀の腹背が黄色いうちは亜成体と思って大丈夫ですか?

画像集でしぐまさん撮影の 『2006/09/20 山形県飯豊町』 の腹背が黄色い個体は垂体が見えるので♀成体です。その下段に載せたS,Wさんのコメントは「♀成体」に関するものです。腹背が黄色い成体はいますが、赤い幼体はいません。ちなみに垂体が取れてしまった成体もいます。明言できませんが、垂体がない♀成体はかなり赤くなっているはずです。

> この網は「失敗作」と呼べますかね? 
> このぐらいは許容範囲ですか?
> 勉強し始めの頃はオニグモの網というとどうしても理想化した美しい円網(イデア?)を思い浮かべてしまうのですが、実物を観察してみると横糸に多少の乱れがあることに気づきます。

『理想化した美しい円網(イデア?)』・・・?は不要ですねw
13:しぐま :

2016/02/11 (Thu) 00:16:50

コメントありがとうございます。
くも子さんが偶然見つけてくださったキシダイアの「橋糸はワク糸にならない」が実に素晴らしく私の疑問にズバッと答えてくださり、満足(納得)しました。
私は未だ橋糸が作られる過程( ̄→Y)を見たことがないので、来季以降の課題です。

くも子さんの観察なさったダブルウェブの話が興味深いですね。
背番号を付けて個体識別なさったみたいですけど、何か面白いことが分かりましたか?(ここで既出でしたらすみません。)


「イデアとしての円網」にちょっと関連するのですが、「正常円網」というクモ用語が個人的に好きじゃありません。
以下はクレーム(文句)ではなくて雑談です。
「じゃあ、病的な異常円網があるのかいな?」と思ってしまいます。(むしろそっちに興味が湧きます)
円網に「正常・異常」とか「正副」という序列を付けて欲しくありません。
個人的に垂直円網、水平円網をなるべく使うようにしているのですが、用語・用法で素人が勝手なことをするのも後ろめたいです。

つづきは明日にでも書きます。取り急ぎお礼申し上げます。
14:くも子 :

2016/02/12 (Fri) 13:07:48

改めまして…

夕方見つけた、アカオニグモの新鮮なダブル・ウエブと網主たちです。
その時の印象では、このクモは昼間仕事(造網)をするんだなぁ?、夜にエサを捕まえるんだなぁ?、といったことでした。

しぐまさんのお考えを賜りたく…

(長野県志賀高原2007年8月末)
15:くも子 :

2016/02/12 (Fri) 13:16:10

何の下調べもせずに訪れた初めての場所でした。

標高約1,200メートルほどの笹原は、まさにアカオニグモ天国の様相でした。背丈を少し超える程度のハンノキかムシカリ?(推)を中心とした直径2.5メートルほどの範囲に、20~25号と名付けた6匹のアカオニグモが見つかりました。内一匹は♂。

周辺の笹原も相当な過密ぶり、クモが何をしている? よりも、ここにはどのぐらいの数のクモがいるのだろう? ということの方が先にきて夢中で藪漕ぎ、見つけては撮るの繰り返しでした。
おかげで、アカオニグモというクモの成・幼・雌・雄など姿を学ぶことができました。
(ほかに、本州で見たヤバネハエトリ成・幼・雌・雄の全ても、同時にここで見たものです。キンカタハリオニグモ多、ホオジロハエトリ♂♀も…)

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