クモ蟲画像掲示板

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オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/05 (Thu) 13:24:35

ご無沙汰しておりました。

3/28、椿の森で元気なオオスミコガネグモの子供たちに会うことが出来たのでお知らせします。
昨年低い位置にたくさんの卵のうを作ったあと、出のうの時期が近づいたので見に行ってみると、すでに元気な幼体の姿がありました。

いつも4月半ば過ぎの確認でしたが、3月中に出のうが始まっているようです。
飼育していた時は4月でした。
卵嚢の抜殻があったので、あたりを調べてみるとオオスミコガネグモの幼体が何匹もいて森の中ではあちこちで元気な姿が見られました。
まだ卵のうの中にいる集団をドキドキしながらちょっと覗いてみると出のう間近な気配があり、飼育していた時の様子そのままのオオスミコガネグモの子供たちでした。

3月中に出のうが始まっている事も確認出来て、自然の中で出のう間近なオオスミコガネグモを見る事が出来て感動です。

日本の気候も随分変わってきているようですが、オオスミコガネグモたちも自然現象に順応しながら頑張ってほしいです!

ほかにも、うまく出のう出来るか心配なオオスミコガネグモ卵のうらしいものもありました。
売店の軒下には一番高いところにヤスデの仲間が絡みついた卵のうが一つだけ残りましたが、よく見えません。

撮影2018/3/28鹿児島

Re: オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/05 (Thu) 13:29:19

主人の手と、2,5mmほどのオオスミコガネグモ幼体です。

撮影2018/3/28

Re: オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/05 (Thu) 13:35:53

地面から約2mの高さにある出のう間近なオオスミコガネグモの卵のうです。

撮影2018/3/28

Re: オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/05 (Thu) 13:43:56

ピンセットを使って中の様子を覗いてみました。
赤い元気なオオスミコガネグモの子供たちがウジャウジャいます。
まだしっかりしている卵のう、何か月もよくここまでこの形で持ちこたえていました。

撮影2018/3/28

Re: オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/05 (Thu) 13:49:58

出のう済みの抜殻です
近くに幼体の姿もありました。

撮影2018/3/28

Re: オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/05 (Thu) 13:52:18

上と同じものです。

Re: オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/05 (Thu) 13:56:27

まだ出のう出来ていない、オオスミコガネグモの卵のうだと思うのですが。

撮影2018/3/28

Re: オオスミコガネグモ出のう - きどばん

2018/04/07 (Sat) 20:27:06

愛情に満ち溢れた現地リポート(笑)ありがとうございます <(_ _*)>

> 日本の気候も随分変わってきているようですが、オオスミコガネグモたちも自然現象に順応しながら頑張ってほしいです!

夏風さんのところでは大丈夫でしょうけど・・・生息範囲狭すぎ・・・地中性のクモでもないのに何故分布を広げないのか・・・屋久島・種子島にいて何故沖縄にいないのか・・・郷土愛が強すぎる?・・・でも宮崎にはいるらしい・・・不思議過ぎるクモですね。

> 主人の手と、2,5mmほどのオオスミコガネグモ幼体です。

※私の手と体長2mm弱のツクネグモ幼体です。
 180330 東京都八王子市

Re: オオスミコガネグモ出のう - くも子

2018/04/09 (Mon) 10:08:57

エキサイティングなオオスミコガネグモの新しい知見の数々、すばらしいですね。
生息地が安定的に保たれることがいかに大切かを伝えてくださりうれしい限りです。

>夏風さんのところでは大丈夫でしょうけど・・・生息範囲狭すぎ・・・地中性のクモでもないのに何故分布を広げないのか・・・屋久島・種子島にいて何故沖縄にいないのか・・・郷土愛が強すぎる?・・・でも宮崎にはいるらしい・・・不思議過ぎるクモですね。

きどばんさんのおっしゃっておられる「何故分布を広げないのか」「何故沖縄にいないのか」…本当に不思議なことばかり。

●このクモの分布状況をおさらいしてみました。

・日本:大隅半島、佐多岬、種子島、屋久島
・中国[目金蛛]:重慶、浙江省、福建省、湖南省、四川省、貴州省
・台湾[眼點金蛛]

日本・中国・台湾の地図を広げ、知られている オオスミコガネグモ Argiope ocula の分布域に印をつけてみると、意外なほど同じ緯度域に横一線であることが判ります。
中でも、北緯31度の大隅半島・佐多岬・種子島・屋久島は最北域。
中国は北緯26~29度くらい。
台湾は最南の北緯22~25度くらい。
(台湾に分布があるのですから、地域的に沖縄県は南端まで資格がありそうですけど。)

海を隔てて広域に分布するオオスミコガネグモですが、頑固なこだわり、固く犯しがたい「掟」があるのなら、それは何か?を解き明かす方法は(クモに聴いてみる…)仮説を立てクモを徹底的に観察する…これ以上の近道は見当たりませんですね。

Re: オオスミコガネグモ出のう - 夏風

2018/04/11 (Wed) 13:03:38

きどばんさんありがとうございます。
クモたちの情報をお届けできる事は、地味なクモたちに楽しく意識して目を向けたくなります!

ツクネグモかわいいですね!
人の手と一緒に写っているクモたちの写真は他の人気の昆虫たちに近づいたように見えていいなあと思いました♪

沖縄には時期的にオオジョロウグモがいるせいもあるのでしょうか、椿の森ではオオスミコガネグモと、大きな蜘蛛ではジョウロウグモの成虫になる時期がずれているようです。

それから、今回だけの色々なトラブルもあったかもしれませんが、オオスミコガネグモはジョウロウグモやナガコガネグモのように人工物や軒下などにこれからも卵のうを作るのか気になりました。あ、ナガコガネグモはもっと低い位置にいますね!


くもこさん色々教えて下さってありがとうございます。
難しい事はなかなか頭が受け付けませんが、同じ緯度域に横一線。。。そうなんですか。
生き物たちの新しく解明された情報にも驚かされますが、ほんとうに不思議ですね!

湿度も何か大きな関係があるのでしょうか?
仮説や発想、、、ワクワクします!

Re: オオスミコガネグモ出のう - くも子

2018/04/14 (Sat) 05:49:50

錦江台展望公園は、カザリキヌバネドリなどが好む熱帯の深い森に広がる雲霧林によく似た、温帯地方の”雲霧林”でした。

オオスミコガネグモはもしかすると、この温帯圏に広がる深い「森」と深い「霧」が欠かせないのかも…

(090730鹿児島県南九州市)


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