クモ蟲画像掲示板
ハテなのクモ - くも子
2018/10/20 (Sat) 10:20:52
自分的には見慣れないクモです。
東館山山頂・標高2,030m。針葉樹の枝先…
網は不明。写真は同一個体。
(180929長野県)
Re: ハテなのクモ - くも子
2018/10/20 (Sat) 10:27:37
横手山山頂・標高2,307m。
同じく針葉樹の枝先…こちらの写真も同一個体。♀タイプ?体長2.5mm。
山頂部は連日の風雨、すぐ下山を強いられる状況でした。写真はいずれも宿の室内で撮ったもの。
(その他大勢に混じっていたクモ。クモに対する扱いも同様で、撮ってすぐ宿(標高1,670m)近くの森に解放)。
(181001長野県)
Re: ハテなのクモ - きどばん
2018/10/21 (Sun) 20:59:40
> 自分的には見慣れないクモです。
うーん、私は見たことないのでよく分かりませんが、ヤガスリサラグモ幼体のように思えます・・・違うんですかね?
Re: ハテなのクモ - くも子
2018/10/22 (Mon) 06:13:17
貴重なご所見ありがとうございます。
>ヤガスリサラグモ幼体のように思えます・・・
今回の物証も拙い写真のみですから確かなことはわかりませんが、きどばんさんがお導き下さった”コウシサラグモ類”に焦点を当ててみております。
Re: ハテなのクモ - くも子
2018/10/22 (Mon) 06:22:21
先ず「日本産クモ類2009」
コウシサラグモ属のクモ:世界に約50種、日本産は7種。
サラグモ類研究の大先達・大井良次さんの細密画を見比べています。(コウシサラグモ1234、ヘリジロサラグモ1241、ヤガスリサラグモ1246、シバサラグモ1257、チビサラグモ1262)
”ぴたり”という図版はありませんが、細密画は写真と違いクモを長時間にわたり細部まで観て描いてある点で信頼度が違うといつも感じています。(難点は、同種でも別の個体を描くと、かなり違ったものになる…ということでしょうか。)
Re: ハテなのクモ - くも子
2018/10/22 (Mon) 06:27:44
新写真図鑑「日本産クモ類生態図鑑2018」
著名なクモ学者の松田まゆみさん、過去40年に出版されたクモ図鑑の進歩について解説しておられます。
http://onigumo.sapolog.com/e473044.html
・ヤガスリサラグモ(山地の樹林地・草原…)(鹿追町の生態写真は色調が茶系で濃い色のヤガスリ模様がよく判る。)
・チビサラグモ(山地の森林)(五所川原の生態写真が少し似ている。)
・コウシサラグモ(山地の森林・草原)(歩脚に輪紋が出る点で他種と違うが、この点について、成・幼をきちんと観てみたい。)(小海町の生態写真の色調が似ている。)
・シバサラグモ(山地の森林)(猪苗代町の写真が少し似ている。)
・ヤマジサラグモ(山地の森林)
・ヘリジロサラグモ(平地から山地。)(水田など、「成体になる時、劇的に変身する一種」と、きどばんさん。)(苫小牧市の生態写真が似ている。)
種内の変異が視覚的に実感できる点、これまで唯一の存在だった「クモ画像集」。新・写真図鑑は、わたし達アマにとってこの点でとてもありがたいです。
Re: ハテなのクモ - くも子
2018/10/22 (Mon) 07:44:24
クモ”幼体”の研究は、(前向きな意味で)小・中学生の研究テーマとか年寄り仕事? 秋に捕獲し冬期の給餌を継続するのはなかなか…総理大臣賞に輝いたころの西田さん(▲後日訂正:お名前を間違えるなど、あってはならない失礼行為の極みです。大変失礼しましたことを深くお詫びします。西野真由子さんの研究論文は、この度出版された写真図鑑のReferencesに13件まとめられています。すべて東京蜘蛛談話会の会報Kishidaia収載分ですから、どなたでも都合のよろしいとき、net上から何度でも読み直すことができます。)の論文の凄さがそのことを教えてくれます。
年に何度か読み直し、うなっています。