クモ蟲画像掲示板

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オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/06 (Thu) 19:48:03

二度目の産卵から、8/6に孵化が始まりました。

一回目は孵化まで18日以上ありましたが、二回目は13日とかなり早いです。

母グモの腹部もだいぶ小さくなっています。
また最近はオスの姿はありません。

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - くも子

2020/08/07 (Fri) 03:44:04

夏風さんのブログの定期購読者?です。

オダカユウレイグモのシリーズは知らなかったことばかりが画像で示されていてすばらしいですね。

ブログの最新記事「静かな森の中!」…8匹ほどいたあの大きなジョロウグモはどうしたのだろう? 小さな生きものたちには時々とてもふしぎに思えることがある」と。

同感です。どうして?と感じたら可能な範囲で調べてみる…これも”クモ観(み)”の醍醐味のひとつですよね。

ジョロウグモの例ではありませんが、2011/6久米島で連日たくさんのオオジョロウグモを観ていて気が付いたこと。網にいた巨大なオオジョロウグモ、次の日もう一度観ようとそこを訪れたら網ごと居なくなっている。おやっ?…が何度か重なりました。

調べてみると、わたしのおやっ、なぜ?に関連がありそうな文献・キシダイア73[1998]「オオジョロウグモの造網場所の観察」がみつかりました。当時県立七里ヶ浜高校教諭だった谷川明男先生の報文です。

キシダイアはすでに全巻ネットで読むことができるようになっていました。
(オオジョロウグモが造網場所を移動することに最初に気が付かれた東京大学の宮下直先生が1996年の日本動物行動学会第15回大会で報告されたことも知ることができました。)谷川先生が西表島で行った内容は、宮下先生の報告の検証を兼ねた、高い移動率の観察…
オオジョロウグモ成体の移動を調査、30~70%が24時間後には移動してしまう。一か所の滞在時間は12時間以上24時間未満が62%、かなり遠くに移動するという内容でした。


Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - くも子

2020/08/07 (Fri) 05:02:59

わたしが最も尊敬してやまない西野真由子さんの研究報告の中に、ジョロウグモおよびオオジョロウグモを含む円網種6種に関する産卵・孵化・冬越しについての比較と生存戦略の違いを把握する…という目的で成された決定版と言っても過言でない研究があります。(キシダイア85[2004])

1994~2001 堺市の自宅室内飼育箱で飼育・産卵・出のう・まどい…
オオジョロウグモの部分だけみても14頭35卵のう、産卵場所は地面
(堺市は大阪府、オオジョロウグモはいません。14頭ものオオジョロウグモ♀成体をそろえることの困難さだけでも、西野さんがおやりになった研究のすごさが…)

尊敬する理由は8年間継続して行った膨大で緻密なデータどりと分析および考察、論文にまとめ報告するのに3年を費やしいる…まさにわたしらが他社(日本・海外)との競争(1日でも先に出願・権利化…)を念頭に日々繰り返していた化学合成実験に似ているからです。

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/07 (Fri) 20:14:55

くもこさん私のような者に貴重なお話をありがとうございます。
ほんの身近にいるオダカユウレイグモを眺めながら一喜一憂出来る環境はほんとうにありがたい事です。
今こうして楽しめる・・・のも、このよう研究をされた方のおかげだと思いました。

動物行動学ですか、、、素人も小さな生き物たちを見ているとそれに近いものをふと感じる事もありました。
オオジョロウグモは見た事はありませんが、小さな一つの疑問も長い月日と研究によって解き明かされ立証されるんですね!
その研究によって、調べたり楽しめる事に感謝です。

またそのあたりで誰かが見え隠れしているような気になってしまいます。

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 隠れファン

2020/08/08 (Sat) 09:59:15

夏風さん o(^◇^)/〃〃
元気なオダカお母さん!頼もしいですね!!
夏風さんの画像、勝手に時系列で並べてみました。m(__)m
今回の8/6日のは、前回の7/4と8日の間位にの時期かも?ですね。
この後、お子さんたちが黒くなっていくのかも?
楽しみです!!(^ー-)b
くも子さん
読書家さんですね。o(^◇^)/〃〃
σ(´∇`;)ヾヾは、家庭の事情で、なかなか読めてません。
最近、「したたかな植物たち」という本を知り合いに勧められ読み始めてますが..、なかなか読み終える事が出来ない状態です。m(__;)mヾヾ

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - きどばん

2020/08/08 (Sat) 16:38:37

> まさにわたしらが他社(日本・海外)との競争(1日でも先に出願・権利化…)を念頭に日々繰り返していた

1♀を求めて対峙する複数♂のような・・・凄まじい世界ですね。この ↓ 辺りの事実関係は徹底的に検証してもらいたいものです。
https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_245611/?p=1
https://biz-journal.jp/2016/05/post_15184_2.html

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - きどばん

2020/08/08 (Sat) 16:57:40

> したたかな植物たち

読んでませんが・・・植物の戦略は凄まじいですよね。クモがやることなんてほとんど人間と同程度・・・たかが知れています。様々な環境下における植物の繁殖システム構築及び昆虫とのバトルはホント底知れないです。

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 隠れファン

2020/08/09 (Sun) 13:44:11

よーーく見たら、7/8日のは、7/4日と同じものですね。m__mゞゞ
と言う事は、今回のは、8/14日位に、黒いお子さんが、出てくるかも?ですね。(^-^;)ゞ
>きどばんさん
まだ、ちゃんと本を読めてない状態ですので、で、「したたか」の意味も理解できていません。(´∇`;A)ヾヾ
ただ、動けない植物の生き方(戦略?)と、動ける動物の生き方(戦略?)は、違ったものになるだろうって気はします。
動物は、動く動機になる刺激に敏感になった方が、生き残れるかも?とも思います。
この妄想を進めると、住み場所が破壊されたクモたちも、どこかに移動できて生き残ってくれているという、能天気な想像に繋がります。
f( ̄∇ ̄;)ヾヾ..m__mゞゞm__mゞゞ

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/09 (Sun) 15:00:05

隠れファンさんへ、7/8にアップした画像は7/4に撮影したものです。写真は同じものではありませんが、続けて写した一枚なので体色の違いなどはほとんど変わらないと思います。

これからどんな風に変わるのか、何枚も写してみて拡大してみないと、ちゃんと写っているかオオボケなのかもわかりません
が、それはそれで面白いです!(^^)!

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/12 (Wed) 14:17:12

8/12、お昼頃にはすでに出嚢してたくさんのコグモたちは賑やかに散らばっていました。
二回目は孵化が始まってから*6日目、産卵からは19日目に出嚢です。

近いけれどまだだと思っていたのでビックリでしたが、
母グモが最後の一匹を殻と一緒に銜えているので、この様子を見られただけでも感動です。

物陰に隠れているかなり地味な小さなユウレイグモでも立派な生命力の隣では色々な事が見られます。無事出嚢、、、のすぐそばでオスグモ(たぶん先日メスのそばにいた個体ではないかと、、、)がチャスジハエトリに捕まっていました。

頑張れるならオダカユウレイグモのお母さんの三回目の産卵を期待したい思います、産卵から出嚢までがもっと早くなるのかも気になります。

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/12 (Wed) 14:21:08

出嚢のそばで、チャスジハエトリに捕まっているオダカユウレイグモです。

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/12 (Wed) 21:04:24

隠れファンさんせっかく見て頂いていましたのに中途半端になってしまいました。
少しまとめてアップしようと思っていたところ早く出嚢が始まってしまいました。
日に日にコグモの体色が黒く変わってきたのだけはが見えたような気がします。ありがとうございます。

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - きどばん

2020/08/12 (Wed) 23:43:17

> 母グモが最後の一匹を殻と一緒に銜えている
> 出嚢のそばで、チャスジハエトリに捕まっているオダカユウレイグモ
> 物陰に隠れているかなり地味な小さなユウレイグモでも立派な生命力の隣では色々な事が見られます。

本当に色々と・・・面白いです!

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/13 (Thu) 11:45:40

きどばんさんお忙しいところを有難うございます。
見ているだけでも?、?、と面白いので蜘蛛に興味を持てる人が増えたらいいなあと思いました!

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 隠れファン

2020/08/15 (Sat) 10:16:25

楽しませて頂いてますよぉ!!o(^◇^)/〃〃
ユウレイグモの仲間って、卵のうを作らないクモさんって、思っていたのですが、そのために、お子さんたちの成長過程が、普通の状態で見られるのですから、興味深いですよね!
(^ー-)b
> 産卵から孵化までの日数が..一回目は孵化まで18日以上ありましたが、二回目は13日
2/3位の日数で育っているのですから、出のうまでの日数も2/3位..11日位と考えれば、ほぼピッタリです!!〃〃o(^-^o)(o^-^)o〃〃
気温が、高くなったためでしょうね。(^-^;)ゞ
画像の方は、後で、ユックリ見させて頂きます。m(__)m

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 隠れファン

2020/08/18 (Tue) 11:57:29

1と2は、卵内から体が一部出ているように見えますよね。
黒くは無いのですが..。(^-^;)ゞ
3は半分白くて半分不透明、4は半分隠れて見えませんが水玉のような透明部分が見えます。
ちょっと調べてみましたら、白くてシワシワの部分は、お子さんの卵歯(乳歯みたいなもの)が、
卵膜を傷つけ(ただ、そこから破れて出てくるわけでもないのだとか。)、
膜と体の間に空気が入っての結果の見え方だそうです。
3の不透明部分は、空気が入っていない部分かな?とも思いますが、その他の部分、
特に4の水玉のようなピカピカ部分は、空気が入って乾燥したものではなく、卵膜の下に、
さらに透明で伸縮力のある膜があるようにも見えました。f( ̄∇ ̄;)ヾヾ
この段階が、夏風さんの考えられる団居なのかもですね。
オダカさんのお子さんは、成長段階に差があるようですし、
お母さんグモの言う事をそんなに聞くかな?と思っているうちに、出てきた妄想でした。m__mゞゞ
卵のうを作って守る(維持し持ち運ぶ)クモさんの卵のう内でも、このような事が行われているのかも?
などと、想像が膨らみます。o(^◇^)o〃〃
でも、それを確かめるためには、卵のうを取り上げて、破ってみなければならず、
お母さんグモに悪くて、中々、できません。
本当に、貴重なものを見せて頂いています!!m(__)m

Re: オダカユウレイグモ、二度目の産卵から孵化へ - 夏風

2020/08/18 (Tue) 14:12:07

隠れファンさんお忙しい中、詳しく説明して頂きありがとうございます。
産卵から孵化までの、小さな命のドラマあらためて感じさせていただきました。。
最後の白いシワシワはそういう事ですか!
また卵膜の下にさらに透明な伸縮力ある膜、、、何だか、よく見えないだけにその後の展開を想像しながらワクワクしてきます。

よく見るササグモや色々な昆虫たちも孵化から出嚢まで、まだ卵、今孵化しかかっている者、ちょっと離れようとしている者、その横で失敗して真っ黒くなっている者など成長段階の差がみられるので、オダカユウレイグモの孵化から出嚢までの経過が分かったような気がします。

コグモたちはほんの少し壺の中に残っているようですが母グモの方は今日はお腹がふっくらとしています、昨日までいたオオヒメグモの姿が無いので餌にしたのかもしれません。

だいぶ前に使っていたスキャナーで解像度を上げて孵化の写真を調べて見たかったのですが古くて動かないので今後の楽しみのためにも買おうかと迷っています。

想像と妄想だけで楽しんでいるド素人に色々教えて頂きましてありがとうございました。

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