クモ蟲画像掲示板

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ハテなのクモ - くも子

2018/10/20 (Sat) 10:20:52

自分的には見慣れないクモです。
東館山山頂・標高2,030m。針葉樹の枝先…
網は不明。写真は同一個体。

(180929長野県)

Re: ハテなのクモ - きどばん

2018/10/21 (Sun) 20:59:40

> 自分的には見慣れないクモです。

うーん、私は見たことないのでよく分かりませんが、ヤガスリサラグモ幼体のように思えます・・・違うんですかね?

Re: ハテなのクモ - くも子

2018/10/22 (Mon) 06:13:17

貴重なご所見ありがとうございます。

>ヤガスリサラグモ幼体のように思えます・・・

今回の物証も拙い写真のみですから確かなことはわかりませんが、きどばんさんがお導き下さった”コウシサラグモ類”に焦点を当ててみております。

Re: ハテなのクモ - くも子

2018/10/22 (Mon) 06:22:21

先ず「日本産クモ類2009」

コウシサラグモ属のクモ:世界に約50種、日本産は7種。

サラグモ類研究の大先達・大井良次さんの細密画を見比べています。(コウシサラグモ1234、ヘリジロサラグモ1241、ヤガスリサラグモ1246、シバサラグモ1257、チビサラグモ1262)

”ぴたり”という図版はありませんが、細密画は写真と違いクモを長時間にわたり細部まで観て描いてある点で信頼度が違うといつも感じています。(難点は、同種でも別の個体を描くと、かなり違ったものになる…ということでしょうか。)

Re: ハテなのクモ - くも子

2018/10/22 (Mon) 06:27:44

新写真図鑑「日本産クモ類生態図鑑2018」

著名なクモ学者の松田まゆみさん、過去40年に出版されたクモ図鑑の進歩について解説しておられます。
http://onigumo.sapolog.com/e473044.html

・ヤガスリサラグモ(山地の樹林地・草原…)(鹿追町の生態写真は色調が茶系で濃い色のヤガスリ模様がよく判る。)
・チビサラグモ(山地の森林)(五所川原の生態写真が少し似ている。)
・コウシサラグモ(山地の森林・草原)(歩脚に輪紋が出る点で他種と違うが、この点について、成・幼をきちんと観てみたい。)(小海町の生態写真の色調が似ている。)
・シバサラグモ(山地の森林)(猪苗代町の写真が少し似ている。)
・ヤマジサラグモ(山地の森林)
・ヘリジロサラグモ(平地から山地。)(水田など、「成体になる時、劇的に変身する一種」と、きどばんさん。)(苫小牧市の生態写真が似ている。)

種内の変異が視覚的に実感できる点、これまで唯一の存在だった「クモ画像集」。新・写真図鑑は、わたし達アマにとってこの点でとてもありがたいです。

Re: ハテなのクモ - くも子

2018/10/22 (Mon) 07:44:24

クモ”幼体”の研究は、(前向きな意味で)小・中学生の研究テーマとか年寄り仕事? 秋に捕獲し冬期の給餌を継続するのはなかなか…総理大臣賞に輝いたころの西田さん(▲後日訂正:お名前を間違えるなど、あってはならない失礼行為の極みです。大変失礼しましたことを深くお詫びします。西野真由子さんの研究論文は、この度出版された写真図鑑のReferencesに13件まとめられています。すべて東京蜘蛛談話会の会報Kishidaia収載分ですから、どなたでも都合のよろしいとき、net上から何度でも読み直すことができます。)の論文の凄さがそのことを教えてくれます。

年に何度か読み直し、うなっています。

ゴケグモ うわ

2018/10/17 (Wed) 07:05:23

初めまして、子どもの荒川探検@江戸川区で見つけました。

高架線の下に1-2mくらいの大きな巣を張り、恐らく2cmくらいの丸っこい体で大きさと形が目をひきました。
ヒメグモのゴケグモの一種かと思うのですが、個体差があるとはいえ背中の模様と足の長さ(見つけたのは短く感じました)感がイマイチですっきりしません。

Re: ゴケグモ - きどばん

2018/10/19 (Fri) 03:48:15

オニグモ幼体と思われます。体色や腹部形状にかなり変異があり、よく似た近縁種も数種いて、「どこどこの斑紋、形状がこうなっているとこの種類」と説明するのが難しい仲間です。私的には投稿して頂いた画像の個体はパッと見で典型的オニグモ幼体のように見えます。

脚が長い - tora

2018/10/09 (Tue) 14:30:17

先日うちにきました。脚が長いのです

アマミハグモ - くも子

2018/09/11 (Tue) 14:50:44

2008年9月、奄美大島産オスで科博の小野博士がミナミハグモ属の1種として新種記載されました。当時メスは未知とされていましたが、その後の研究によりメスの発見、分布も沖縄島、西表島と広がりました。

ここでは石垣島の本種につき、若干の知見が得られましたのでご覧いただくこととしました。

観察地は、島の西側に広がるラムサール条約登録干潟と周辺のマングローブ林です。


 

Re: アマミハグモ - きどばん

2018/09/24 (Mon) 02:14:34

この辺りのクモについてはまったく分からないのでコメントのしようがありませんが・・・貴重な情報、ありがとうございます。

一休禅師の所感にまったく同意・・・素晴らしい図鑑ですが・・・コメントできません。
https://twitter.com/ikkyu_haetori/status/1034019244608868352

Re: アマミハグモ - きどばん

2018/09/24 (Mon) 02:40:20

大したことなさそうな記事だが私的に結構衝撃的・・・水に浸かるようなところでは見たことがない。
https://twitter.com/ikkyu_haetori/status/1022986073486503936

Re: アマミハグモ - きどばん

2018/09/24 (Mon) 02:51:04

色々な仕事してる(笑)
https://twitter.com/dongurins/status/1043760452847591426

Re: アマミハグモ - きどばん

2018/09/24 (Mon) 02:57:32

池田氏が紹介しているA1さんの記事。
科学的・・・ではないですが、私はこのような考察が大好きです。
http://www.asahi-net.or.jp/~hi2h-ikd/tokyoss2/suginami129.pdf

Re: アマミハグモ - くも子

2018/09/24 (Mon) 07:24:43

ご所見をお寄せくださり、ありがとうございます。

すごい本…我が家の体重計にのせてみました。
色々と「う~ん…」、日本語は難しいです。
退避戦略ではなく、水没してもなんとかなる…(クモが毛深いのはなんのためかなぁ。)
フェースブックって、大統領だけのものにあらず…なんですよね。我が家にはフェースブックとか、腕時計とか、チンとなるお料理装置とか、運転免許証もなし、導入予定も全く…昭和の初めころの生まれですが、社宅には味の良くない水道が。おかげで体内にピロリ菌はいません。美味しい井戸水の家は町の3割ほど、ほぼ例外なくカンピロバクター・ピロリ保菌者、生まれながら胃がんのリスクが高いとか。むやみに山の清水飲むべからず。ま、いまはたしか、健康保険で除菌ができる。(脱線のこと、お詫びします。)

・後日書き加えました。(記憶と言語の扱いが相当いかれてダメになっています。胃に棲みついているのはヘリコバクターピロリ…似ていて非なるものを取り違えておりました。バカ丸出し~すみません。

>このような考察が大好きです。
>2018/08/11 (Sat) 04:59:08(シグマさん投稿のところの末尾、わたくしもです。)

日本産クモ類の2新種 - くも子

2018/09/18 (Tue) 09:45:23

日本蜘蛛学会誌Vol.67(2018)No.1に~ヒメアシナガグモという共通部分を冠した新種のクモが報告されました。

①アゴブトグモ属ヤマヒメアシナガグモ(長野県戸隠産)
②Glenognatha属オオサワヒメアシナガグモ(ホロタイプ聟(むこ)島産♂、パラタイプ媒(なこうど)島産♀)

②のGlenognatha属、これまで日本には生息していなかった、とあります(属の日本語呼称を知りません)。オオサワヒメアシナガグモ、日本産のクモ類としては1属1種、珍しクモということになりますでしょうか。

クモ学のことはさっぱりのわたしですが、産地のムコジマ、ナコウドジマという名称にビビビビ…と反応してしまい、上記学会誌を今後少しずつでも読み進めてみたいと思っています。

Re: 日本産クモ類の2新種 - くも子

2018/09/18 (Tue) 10:45:24

ビビビビ…とわたしが反応した顛末を少し。

共感を覚えた不確かな記憶、改めて探しました。今朝の約40分、2018/07/17見つかりました。
>「クモしか分からない」というのは問題がある、というAkiraさんのつぶやきが身に染みる…少しずつ記憶を呼び戻していこうと思う。
と、サカハチョウの写真とともに、きどばんさん。

クモ蟲投稿サイトからいささか話題が外れるが、クモに関連付けるならお許し願えるか…

オオサワヒメアシナガクモの産地「聟(むこ)島」および「媒(なこうど)島」の呼称にはとても懐かしい響きを感じます。

東京の南の海は、所番地が東京都に属する多くの有人・無人の島々が南北に連なっています。もと磯の大物釣り師だったわたし、この海域で知らない島は少ない。

馴染みが薄いクモ愛好家の方もおられるかも…と、年寄りの冷や水、簡単におさらいを試みました。

距離的に近いよく知られた【伊豆七島】(大島30、利島20、新島5、式根島10、神津島(俗島のおんばせ・ただなえ含)20、三宅島(俗島の三本含)のべ180日以上滞在、御蔵島2、八丈島(俗島の小島含)5、青ヶ島1):数字は釣行回数

【豆南(ずなん)諸島】八丈島から父島までの海域の主な無人島。(ベヨネーズ列岩3、イナンバ島2、須美寿(すみす)島・漁船で近くを通過1以上、鳥島・黒潮丸で通過4、夜間や曇天の際は見られない。孀婦(そうふ)岩・漁船で近くを通過1以上)

【聟島(むこじま)列島】東京から南へ1,000kmの父島、定期船小笠原丸のデッキから、次の日の朝最初にポツンポツンと見えてくる島々がこの聟島列島。北之島、中之島、聟島(巨大な2島、ケーター島と親しみを込めて呼んでいた、釣り師憧れの島。あのころは、台風に遭遇しても沈まない大型漁船を父島でチャーターするしか渡島の手段はなかった。今、山階鳥研のアホウドリ研究チームがどのようにして渡島しているのか知らない。)、媒(なこうど)島(聟島と嫁(よめ)島の間に位置するため、この名がついた)、そして嫁島。

【小笠原諸島】弟島3(周りが急深、磯から大物がガンガン釣れる)、兄島3(須黒さんのオガサワラハエトリ採集地、野生化したヤギの島)、父島5(釣行や探鳥のベース地、周りが浅く、磯からの大物釣りには不向き)、母島2(ハハジマメグロの島、此処に行かないと観ることができない)。

Re: 日本産クモ類の2新種 - くも子

2018/09/18 (Tue) 11:28:29

東京に属する聟島・媒島の位置関係がいくらかイメージしていただけたでしょうか。

土佐の若き漁師中浜万次郎らが漂着した鳥島より更に南の絶海の孤島、聟島列島の2島で採集されたヒメアシナガグモ類に正式な学名・和名が冠せられたという物語を重ねると、限りなく夢が広がります。

Re: 日本産クモ類の2新種 - くも子

2018/09/18 (Tue) 18:21:36

とまぁ、上記の如く書き終わり、投稿し終わってから後に知りえたこと。聟島列島に関する部分の私の話は、小笠原が米国から返還される前後、まだ多くの白人系島民が暮らしていたころの話で非常に古く、昔話です。

>聟島(巨大な2島)ケーター島と親しみを込めて呼んでいた、釣り師憧れの島。あのころは、台風に遭遇しても沈まない大型漁船を父島でチャーターするしか渡島の手段はなかった。
>今、山階鳥研のアホウドリ研究チームがどのようにして渡島しているのか知らない。

このくだり、当時父島にそのような大型漁船は存在しなかった。つまりケーター島への渡島は、事実上不可能だったのです。
今は、嫁島でも媒(なこうど)島でも聟島でも、父島で軽量高速船がチャーターでき、磯釣り、船釣り、ダイビングの一般客を積んで行き来しているという。全身ずぶ濡れの覚悟があれば、向かい風でも片道わずか2時間でケーター島に行ける(帰れる)というのです。驚きました。

山階鳥研のアホウドリ研究チームも、厳冬期以外は野営基地にほぼ常駐できるらしい。多くの研究器材と水や食糧なども、支障なく運べるらしいです。

Re: 日本産クモ類の2新種 - きどばん

2018/09/24 (Mon) 02:07:11

くも子さんの豪傑ぶりを窺わせる内容に身震いしています(笑)
父島・・・できれば母島まで、来年もしくは数年以内に行こうと考えています。

Re: 日本産クモ類の2新種 - くも子

2018/09/24 (Mon) 07:01:52

軒先をお借りしての勝手な振る舞い、感謝以外の言葉が浮かびません。

小笠原行くなら…
http://liliki.net/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E8%AB%B8%E5%B3%B6%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%89%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%EF%BC%9F%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%84
予定に母島を入れますと、忙しくなりますから、会社をクビになる覚悟で、次の便で帰京したことが一度だけ…

あの世に持って行く3部作「石鯛釣り師の履歴書」未刊、「東方見鳥録」816頁、「乙女座のクモ爺旅日記」142頁
年に何度か開きまして、コップ酒をやりつつ、ついでに誤字脱字やスペリングの訂正をいたします。

種名を教えてください。 - 秋馬

2018/09/14 (Fri) 12:02:07

お世話になります。
里山の公園のトイレにいました。
体長8ミリくらいです。
シロカネグモ類だと思うのですが、腹の模様に違和感があります。
よろしくお願いいたします。

Re: 種名を教えてください。 - きどばん

2018/09/14 (Fri) 23:32:02

ジョロウグモ♂・・・単独でいると分かりにくいですね。

Re: 種名を教えてください。 - 秋馬

2018/09/15 (Sat) 01:02:08

ありがとうございます。
ま、まさかジョロウグモ♂だったとは。。。笑

このクモの名前を教えてください 北の人

2018/09/14 (Fri) 15:41:21

清掃中に見つけて
カッコよくてスマホで撮ったのだけれど、名前がわからないので教えてください

エレベーターで暮らす白い蜘蛛 - ぷらっと

2018/09/10 (Mon) 15:49:58

今弊社のエレベーターの中で暮らしている蜘蛛ですが、白い体がちょっとかっこいいので写真を掲載します。
撮影日は2018.9.10。撮影地は東京都台東区のビルのエレベーターの中で主に天井を歩いています。体長は6から7mm。先週存在に気付きました。
一度天井の隅に糸でからめとられた虫のようなものがありましたが糸はそのままで虫だけがなくなりました。餌に困らないのならとそのままエレベーターの中で様子を見ています。
写真ではややグレーで意外と黒い模様が多いのですが照明に当たるともっと透明感のある白でこんなの初めて見たので誰かに見ていただきたいと思いました。

Re: エレベーターで暮らす白い蜘蛛 - きどばん

2018/09/10 (Mon) 20:02:57

> 東京都台東区のビルのエレベーターの中で主に天井を歩いています。

メスジロハエトリ幼体のようですね。基本的に人工物にいるクモではないので、何かの拍子に人に着いてエレベーター内に連れ込まれたのではないかと・・・台東区だと不忍池~上野恩賜公園辺りが最有力候補、でなければ墨田川沿いの木立等に生息していたものと思われます。「エレベーター」というのは故障でもしていない限り人間には出入り自由ですが、クモにとっては自力での脱出が極めて困難な空間です。好きでそこにいる訳ではないと思います。

> 餌に困らないのならとそのままエレベーターの中で様子を見ています。

獲物はとれるかも知れませんがその先・・・前途は真っ暗かと・・・そのクモをどうするかはぷらっとさんの判断に委ねます。ビルの外に放てば明るい未来が待っている・・・というわけでもないでしょうから(笑)

Re: エレベーターで暮らす白い蜘蛛 - ぷらっと

2018/09/12 (Wed) 12:55:43

ありがとうございます。ようやく名前がわかってすっきりしました。神田川が近いのでそのあたりかもしれません。
せめて1階エレベーターホールの観葉植物に引っ越しさせようかと思っていたところ今朝から姿が見当たらなくなりました。旅立ちの無事を祈るばかりです。

種名を教えてください。 - 秋馬

2018/09/04 (Tue) 01:25:19

お世話になります。
里山の桜の葉にいました。
体長10ミリくらいです。
よろしくお願いいたします。

Re: 種名を教えてください。 - きどばん

2018/09/06 (Thu) 05:58:36

ワキグロサツマノミダマシ♂のようですね。

Re: 種名を教えてください。 - 秋馬

2018/09/06 (Thu) 07:41:07

ありがとうございます。
カニグモの仲間かと思っていました。

ヤドリサラグモ - くも子

2018/09/03 (Mon) 04:34:39

Thyreosthenius parasiticus ヤドリサラグモ というヨーロッパから北米にかけて分布する、体長1.5~1.9mmほどのクモのことを詳しく知っている日本人は、クモ学者を含めてもほぼゼロ、松田まゆみさんをおいて他におられないのではないでしょうか。

このクモを国内で捕まえ、松田まゆみさんのもとにMFそろえて届けた須藤昌子さんとわたしは、相当前から友人でした。
クモの魅力にとりつかれる前、国内の遠出探鳥会の常連同士、韓国・シンガポール・エチオピア・スラウェシ(ミナハサ)等々、海外の探鳥ツアーでもよく一緒になり、野鳥やクモの話を交わした仲間、書簡のやり取りも何十通…
その辺の物語を少しだけお話しさせていただこうと思い立ちました。

東京蜘蛛談話会の会誌KISHIDAIAのなかに、私が繰り返し読み返している論文があります。

No.92(Aug.2007)90-98.北海道,留萌市のクモ:松田まゆみ・須藤昌子
http://kakureobi.sakura.ne.jp/kishi/k92.pdf

留萌市在住の須藤さんが2001年から2006年までの5年間に採集し、大雪在住の松田さんに送り続け、同定していただき、目録として報告に至ったクモは種名未決定種も含め30科212種。
わたしが須藤さんから何度もくりかえし聴かされたこと。松田まゆみさんは必ず超細密図版を作製・同定し、丁寧に説明してくださった。この話はいつも感動的でした。

松田さんの論文中から:”注目される種について” 東北地方以南に生息しているものの、北海道では記録がなかった種としてキヒメグモ、ヨリメグモ、コタナグモ、アダンソンハエトリ、ヨダンハエトリ、ミスジハエトリの7種。北海道では確実な記録がなかったヒラタグモの確認は、生物地理学的に興味深い…と記されている。留萌市が日本海側に位置し、暖流の影響を受ける地域であることと関係している可能性がある…という考察が目を引きます。

さらに、ヤドリサラグモはわが国では留萌市ではじめて記録された種である(松田まゆみ「北海道産クモ類目録」2007年版)…とも。

須藤昌子さんの長期にわたる探蛛活動が高く評価されたことをともに喜び合ったものでした。(わたし個人としては、希少種ウデグロカタオカハエトリ♂♀を捕まえていることに驚嘆したものでした。)

日本で撮られたヤドリサラグモの生態写真は見つからない。松田さんの細密図版と標本があるのみらしい。

どんな姿のクモなのか知りたくなりましてNet検索したら見つかりました。以下…ご参照くだされたく。
https://arachno.piwigo.com/index?/category/641-thyreosthenius_parasiticus

なお、須藤昌子さんはおしくも白血病で2015年初急逝されました。留萌市のクモ相に関する業績は、永く伝えられるものと信じます。この場をお借りし、謹んでご冥福をお祈り申し上げさせていただく次第です。

日本産クモ類目録 - くも子

2018/08/27 (Mon) 08:42:30

はからずも、この夏(2018/8)以下の最新目録が発表されました。
①日本産クモ類目録 ver.2018 R3 谷川明男 180814号 
②日本産クモ類目録 2018 小野展嗣 180824号

今、ハエトリグモ科の部分を見比べてみているところです。気が付いた点を書き出してみることに…

・Aeluvillus コネコハエトリグモ属(新称):キタハエトリ

・Attulus シロカネハエトリグモ属(新称):ヒトリハエトリ、シラホシコゲチャハエトリ、スナハマハエトリ(新種記載された)
【Sitticus ナミハエトリグモ属:モンシロコゲチャハエトリ】
【Sitticus ナミハエトリグモ属 須黒2017:シラホシコゲチャハエトリ、ヒトリコゲチャハエトリ、モンシロコゲチャハエトリ、マユミコゲチャハエトリ、ヤスダコゲチャハエトリ】

・Bianor ウデボソハエトリグモ属(新称):ウデボソハエトリ
【Bionor incitatus ウデボソハエトリ】

・Naudicius キムハエトリグモ属(新称):クモマハエトリ
【Pseudicius イナズマハエトリグモ属:クモマハエトリ、イナズマハエトリ、トカラハエトリ】

・Nepalicius ネパールハエトリグモ属(新称):コウライハエトリ(詳細不明)

・Nungia オオクマハエトリグモ属(新称):オオクマハエトリ
【Nungia 属の日本語呼称不詳:オオクマハエトリ】

・Okinawicius オキナワハエトリグモ属(新称):オキナワハエトリ、トカラハエトリ
【Pseudicius tokaraensis:トカラハエトリ(syn.Pseudicius okinawaensis オキナワハエトリ)
トカラハエトリとオキナワハエトリとは別種であるとする論文が発表されている(Proszynski 2016)が、筆者はその扱いは誤りであると判断しているので、ここでは取り上げない。また、Okinawicius とする細分については、その必要はないと判断する。 】
【Pseudicius tokaraensis 須黒 2017:トカラハエトリ】

・Orienticius イナズマハエトリグモ属(新称):イナズマハエトリ
【Pseudicius の項参照】

・Pellenes ホクオウハエトリグモ属(新称):ホクオウハエトリ(不明)
【Pellens 属の日本語呼称不詳:ホクオウハエトリ(不明)】

・Sittiflor ハナハエトリグモ属(新称):マユミコゲチャハエトリ(Syn.Sitticus floricola)
【Sitticus ナミハエトリグモ属;マユミコゲチャハエトリ(Syn.Sitticus floricos)】
【Sitticus floricola 須黒2017:マユミコゲチャハエトリ】

・Sittisax キタハエトリグモ属(新称):ヤスダコゲチャハエトリ(Syn.Icius daisethuzanus)
【Sitticus ナミハエトリグモ属:ヤスダコゲチャハエトリ(Syn.Sitticus daisetuzanus)】
【Sitticus ranieri 須黒2017:ヤスダコゲチャハエトリ】

・Toxeus ムナビロアリグモ属(新称):ムナビロアリグモ
【Toxeus latithoracicus :ムナビロアリグモ】
【Myrmarachne latithoracica 須黒2017:ムナビロアリグモ
Myrmarachne アリグモ属:アリグモ、ヤサアリグモ、ヤガタアリグモ、タイリクアリグモ、クワガタアリグモ、ムナビロアリグモ】


小野博士(抄録):2009年日本産クモ類刊行以後約10年、国際化を念頭に日本産クモ類全般の理解を一新した。原則、ワールド・スパイダー・カタログ(WSC)に準拠。日本の記録61科1659種をリストアップし、科、属、種などの各分類群の学名、命名者、命名年をアルファベット順に配列し和名を付した。

谷川博士(抄録):分類を専門としない研究者の目録作成に最新の資料を提供する。Wheeler(2016)の系統推定結果に沿って配列、属の所属科についてはWSC ver.18に準拠、科内の種の配列も同様に学名のアルファベット順を原則とした。

 後日気付いた部分を手直ししました。間違いの指摘、ご所見を…と、願っています。

Re: 日本産クモ類目録 - きどばん

2018/08/29 (Wed) 20:00:26

> 間違いの指摘、ご所見を

「種」というのは特定の人間が「定義」するものであり、絶対的にこの世に存在するものではありません。10人のクモ研究者がいれば10種類の分類体系が出来上がります。「間違い」というものは「編集」において生じるものであり、研究者によって体系が異なるのは単なる「見解の相違」です。私が谷川氏の分類体系を取り入れているのは毎年のように見直しを行い且つ一般の方が見やすい形でネット上に公表されているからです。分類に関しては私はまったくの素人なのでよく分かりませんが、ヤミイロオニグモとオオクマヤミイロオニグモとヘリジロオニグモの属が異なる、というのは全く受け入れることができません。詳しい理由など知りたくもありません。研究熱心なくも子さんにとっては重要ななことかもしれませんが、くも子さんが挙げられた事例は私にとってはどうでもいいこと・・・大きな声では言えませんが(笑)

Re: 日本産クモ類目録 - くも子

2018/08/30 (Thu) 05:33:44

ご所見、ありがとうございます。

ひゃくもしょうち、おせつごもっとも、ほぼ100%同意見…

言いわけ。字数(じかず)が多くなったので、書き間違いで誤解を招くのを避けたい、真意はそれだけでした。学者の説に間違いの指摘を…などあり得ません、驚きました。

本音。分類については関心が薄い、分らないから(生殖器を覗くのには抵抗もあるし)。関心事の大半はクモの”すがた形”や”ふるまい”、”分布”の不思議に触れたいので旅を重ねています。感動の連続が味わえます。

Ver.2018はmap(県別・島嶼別分布図)が1,568から
1,620と、ますます充実。

闇蜘蛛に画像を貼る6 - きどばん

2018/08/23 (Thu) 20:06:41

アメイロハエトリ♂
沢伝いに移動中。腹部後端にリングが映り込んでいる。光り物を写すことの多い甲虫屋さんはどう対処しているのだろう。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る6 - きどばん

2018/08/25 (Sat) 05:50:13

チクニエビスグモ♀
まだ卵のうを見たことがない。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る6 - きどばん

2018/08/25 (Sat) 05:54:08

トゲグモ♀亜成体辺り
低い所ではポツンといるが、尾根筋とかでは「密集」している場合がある。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る6 - きどばん

2018/08/25 (Sat) 06:02:05

ハモンヒメグモ※を捕食するセンショウグモ・・・と思いきや両者ともこと切れていた・・・相打ちか・・・

1807E 東京都八王子市
※外雌器形状はリュウキュウヒメグモに似るが卵のうが淡褐色。

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る6 - くも子

2018/08/27 (Mon) 03:21:45

残暑、酷暑…熟睡できず目が覚めまして。ラジオによりますと、今地球上で日本列島の気温が最も高いらしい。インドよりも、香港よりも、シンガポールよりも。

さて、きどばんさんの八王子市産アメイロハエトリ♂生態写真拝見しました。驚きです。

どのように驚きなのかを少し…

アメイロハエトリはSynagelidesアリハエトリグモ属のクモ。

ここにはよく似たオオクマアメイロハエトリ、キタアメイロハエトリというクモがいます。
また今回(2018)、奄美大島産のアリハエトリグモ属の1種として♀♂♂♂の写真が公開されました。
また、ハエトリグモハンドブック(2017)の新種候補…に、本属のクモらしい岡山県産、岡山県産、沖縄県産、沖縄県産の4図像があります。いずれもかなりよく似ています。

更には、見ため的に非常によく似たSynagelesアリガタハエトリグモ属のクモで、北海道産アリガタハエトリというクモがいます。

これらのクモ、いずれもご本家アリたちに姿も動きもよく似ており、見つけだすこと自体最難関コースといえるのではないでしょうか。これらの属の、まだ名前がついていないクモも含め、やるべきことは底なしですね。

・カワラコゲチャハエトリ、学名Sitticus albolineatusは荘司(2011)および池田(2016)による…とありました。
ちなみに荘司2011は、多摩川是政橋付近のクモ.Kishidaia.99:45-53.とても勉強になります。
http://kakureobi.sakura.ne.jp/kishi/k99.pdf

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る6 - きどばん

2018/08/29 (Wed) 19:38:25

すみません、多分くも子さんがご覧になられている資料は私の足元で開封されずに転がっています。週明けにでも読み始めるつもりです。

> カワラコゲチャハエトリ、学名Sitticus albolineatusは荘司(2011)および池田(2016)による…とありました。

カワラコゲチャハエトリについて荘司とかいう人は学名を Sitticus sp. としています。あくまでも「和名」を提唱したのであり「学名」は分かっていないのではないかと・・・ハエトリひろばさんに事前に連絡が行っていればいいのですが。

闇蜘蛛に画像を貼る5 - きどばん

2018/08/22 (Wed) 20:23:37

スズミグモ♀
アカボシゴマダラやツマグロヒョウモン等は完全に定着している。それよりも前に東京に進出しているこのクモは未だに定着していない。夏場にはやたらと苅込・剪定等の作業が多くなるからだと考えていた時期もあったがそれだけではないだろう。大きな網の周囲には6匹のジョロウグモ幼体が連結して造網している。その幼体達は近辺で見られる他の幼体よりも小さく齢数も若い。偶然なのか何か意味があるのか・・・ぼんくら脳みそでは答えを出せない。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る5 - きどばん

2018/08/22 (Wed) 21:36:21

マメイタイセキグモ♂
ほかのクモでもそうだが・・・♀と比べると存在感が薄すぎる。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る5 - きどばん

2018/08/22 (Wed) 21:43:00

ニホンアカザトウムシ
基本的にザトウムシは好みではないが、これにはちょっとそそられる。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る5 - きどばん

2018/08/22 (Wed) 21:46:14

キジロオヒキグモ♀
よく分からないクモだが差し当たり「ラ」の音には敏感に反応する。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る5 - きどばん

2018/08/22 (Wed) 21:56:20

・・・となるとこの植物体のようなものはハエ目等の昆虫を誘引する何かが・・・「誘引説」の立証は難しく、イセキグモ類やカトウツケオの「誘引」も立証されていない状況では本種の「植物体」がどのような機能を持つかを「立証」するのはアマチュアレベルではほぼ夢物語。

1807E 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る5 - きどばん

2018/08/22 (Wed) 22:01:21

ひと休みしているところにイチモンジセセリ。

1807E 東京都八王子市

★和名をご教示下さい!! - バルーニング197

2018/08/13 (Mon) 16:01:33

西四国の港町に神社境内で・・・
L1cm弱で素早く歩き回っていました。
シラヒゲハエトリ♀でしょうか?

Re: ★和名をご教示下さい!! - きどばん

2018/08/13 (Mon) 21:43:03

シラヒゲハエトリ♀タイプですが・・・私見では幼体のように見えます。

Re: ★ご教示深謝!! - バルーニング197

2018/08/15 (Wed) 21:40:57

きどばんさん、早々のご教示を有難う御座いました。
なるほど幼体でしたか。納得了解です。

闇蜘蛛に画像を貼る4 - きどばん

2018/08/13 (Mon) 21:45:41

マネキグモ♀

180714 東京都八王子市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る4 - きどばん

2018/08/13 (Mon) 22:31:26

ムナボシヒメグモ♂
クモ屋の集まりの観察会等ではあまり多くのクモを見つけられない。後ろの方から幾人ものクモ屋さんが懸命にクモ探しをしているところを見るのが楽しい。

180720 群馬県渋川市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る4 - きどばん

2018/08/13 (Mon) 22:35:04

クマダギンナガゴミグモ♀
コンディションによりかなり細長く見えるギンメッキゴミグモ・・・に似るが背甲配色が異なる。

180721 群馬県渋川市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る4 - きどばん

2018/08/13 (Mon) 22:42:32

アズマキシダグモ♀タイプ
谷川CD2016の地図・・・本州では群馬だけ白・・・普通にいるようだがお隣の埼玉と比べると極端に少ないような気もする。

180721 群馬県渋川市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る4 - きどばん

2018/08/13 (Mon) 22:45:44

ハタハリゲコモリグモ♀
赤っぽい個体が多いようだが、そうでない個体も・・・よく分からない。♀しか採れなくても epigynum (dorsal View) で同定可能かと。

180721 群馬県渋川市

Re: 闇蜘蛛に画像を貼る4 - きどばん

2018/08/13 (Mon) 22:48:06

ハタハリゲコモリグモ♂
外見が特徴的だが個体差はある。

180721 群馬県渋川市


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