クモ蟲画像掲示板
ハエトリグモ科 - 渋ビオ
2023/03/13 (Mon) 14:15:36
6mmぐらい、名前が判りませんでした。ツルギハエトリの腹部に似た模様が観られましたが、頭胸部背中央に白い筋があります。我が家の部屋内に居ます。名前を教えて下さい。2023.03.13滋賀県草津市
Re: ハエトリグモ科 - きどばん
2023/03/14 (Tue) 17:43:24
チャスジハエトリ幼体と思われます。
斑紋は♀タイプですね。
Re: ハエトリグモ科 - 渋ビオ
2023/03/15 (Wed) 15:40:18
チャスジハエトリ、♀の幼体 了解しました。
ですよね・・・ツルギでは棲息場所が違い過ぎ! ありがとうございました。
♂はよく遭遇します。我が家の住人同居人みたいなクモです。
長野県北安曇郡 2022-09B - きどばん
2022/09/23 (Fri) 18:39:15
夜明け。
この日お日様を拝めたのはほんの十数分程度のみでした。
Re: 長野県北安曇郡 2022-09B - きどばん
2022/09/24 (Sat) 21:14:22
で、これが♀成体です。
隠蔽色レベルはかなり高いです。
思いのほか、かなりのスピードで走ります。
無論 Pardosa には敵いませんが・・・
Re: 長野県北安曇郡 2022-09B - きどばん
2022/09/24 (Sat) 21:20:54
♀は成熟しているかどうかは腹面、外雌器(おへそのように見える部分)形成の有無で判別できます。
上:成体、下:亜成体
画像のサイズ比は正確ではありませんが、実寸でも亜成体の方が僅かに大きめでした。
Re: 長野県北安曇郡 2022-09B - きどばん
2022/09/24 (Sat) 22:05:35
写真は上下2枚、同じ場所を撮ったものです。
画角や色合い等は若干異なりますが・・・
上段の写真を撮った後、「獲物の獲り方」を確認しようと「獲物」を探しました。適当な「獲物」がいない、と元の場所に戻った所、巣穴は完全にふさがれていました。ほんの数分間のことです。「念のため」とマーキングしていなければ絶対に見つからなかったと思います。
「間違い探し」の得意な方はすぐに分かると思いますが、巣穴の上・右側においていは砂礫の並びが変わらないのに対し、左・下においては砂礫の並びが変わっています。この「左~下」には「クモの糸で綴られた砂製のボロ布」が置いてあります。このクモは危険を感じると「砂製のボロ布」を用いて瞬時に巣穴を塞いでしまうようです。
Re: 長野県北安曇郡 2022-09B - きどばん
2022/09/24 (Sat) 22:27:28
画像は現地で「深掘り」した側面です。
入口近くにクモの姿が見えます。
キシノウエトタテグモのように「頑丈な扉を外敵に開けられないよう内側から引っ張る」というのではなく、「脆いボロ布扉を内側から支えている」という感じでしょうか。
イソコモリグモの巣穴と比較すると糸の裏打ちが脆いため巣穴周辺を掘り崩しても「煙突状にならない」、それゆえ「放棄巣が残りにくい」、したがって巣穴を閉ざされた状態では「生息状況確認不可能」なのかも知れません。
長野県北安曇郡 2022-10B - きどばん
2022/12/28 (Wed) 21:25:38
ここで見たタイリクミズコモリグモ複数個体の中で・・・
①最も大きく最も濃色の♀
②最も美しい・・・と思った♂
③体長3mm程度の幼体
④体長5mm程度の幼体
12/11の東京蜘蛛談話会例会で「日本のコモリグモ四選」という題目でイソコモリグモ・スズキコモリグモ・アシマダラコモリグモ・タイリクミズコモリグモについての「私的所感」を述べさせて頂きました。
当日、T川博士が参加されていなかったので聞くことが出来ませんでしたが・・・「CD日本のクモ」に載っているような外見のタイリク幼体は見つかりませんでした。
来年1月、「日本のコモリグモ四選+@」という題目でこちら ↓ でリモート講演するつもりでいます。
http://kansaikumo.sakura.ne.jp/kansaikumo/gyoji_yotei.html
参加理由 ↓
「通常の会場における実施に加えて,オンライン(zoom 使用)を併用します.」
機関誌はオープンアクセスですし年会費は格安、例会にリモート参加できる・・・クモの同好会として最先端・・・理想的あり方だと思います。
埼玉県秩父市 2022-12E - きどばん
2022/12/30 (Fri) 19:53:34
学会誌が届きました。
講演予定「日本のコモリグモ四選+@」の@は Arctosa cervina Schenkel, 1936 についてです。
埼玉県秩父市 2022-12E - きどばん
2022/12/30 (Fri) 20:03:31
既に公開されている・・・はやっ!
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/asjaa/71/2/_contents/-char/ja
ショウジコモリグモ - きどばん
2023/02/05 (Sun) 20:15:55
ショウジコモリグモ Arctosa cervina Schenkel, 1936 は昨年12月に『Tanikawa, A. 2022. Arctosa cervina (Araneae: Lycosidae) removed from the synonymy with A. subamylacea and newly recorded in Japan. Acta Arachnologica 71(2): 73-75.』によりクロココモリグモのシノニムから復活し、日本新記録となったクモです。
ショウジの心斑はやや赤みを帯びます。クロコの生息地が土壌であるのに対し、ショウジは砂礫地に生息しています。
ショウジはカワベコモリグモと生息域が被ります。下記サイトの♀はカワベですが、♂はショウジです。最初にカワベ♀を見つけたので、同所に生息していた♂について触肢をきちんと検鏡せずにカワベ♂として保管していました。生息状況のみから短絡的にカワベ♂と思い込んでしまった自分への戒め、ネット上におけるクモの誤同定例示のため、当分の間ネット上に晒しておきます。
http://kumomushi2.web.fc2.com/k_k/kawabekomori.htm
ショウジコモリグモ - きどばん
2023/02/05 (Sun) 20:27:34
添付画像の資料とともに、同属コモリグモとの関連・生息環境について下記機関誌に投稿しました。
http://kansaikumo.sakura.ne.jp/kansaikumo/index_kumo_no_ito.htm
同属コモリグモの標本をお持ちで、以下の状況に心当たりのある方がおられましたら再顕鏡して頂けたらと思います。
1. 田んぼや沼・畑周辺等の土壌ではなく、砂礫地で採れたクロココモリグモ。
2. 成熟している割にサイズが小さめ、及び丸みを帯びた(細長いという印象を受けない)体形のカワベコモリグモ。
3. 石河原の水際で採れたサイズ大きめのカガリビコモリグモ。
白黒模様のクモ - 佐渡國蟲士
2022/12/31 (Sat) 21:17:07
すみませんが、このクモの名前を教えていただきたいです。
撮影したのは今年の8月10日で、田んぼの中の雑草の上にいました。
場所は佐渡島の南部です。
手元の図鑑で似たものを探してみたのですが…
腹の模様が特徴的で、少し似ている種なら見つけたのですが(ヒメアシナガグモ?サラグモ?)、厳密にはどれもちょっと違う…といった感じです。
Re: 白黒模様のクモ - きどばん
2023/01/01 (Sun) 14:44:28
あけましておめでとうございます。
すみません、佐渡國蟲士さんにご投稿頂いた写真を勝手に加工しています。
添付画像の右側と下は私が撮ったヒメアシナガグモ♀です。
本種の腹部白斑の形状・多寡には個体差があり、さらに腹部伸縮により色合い・形状が大きく変化します。例えば・・・まったく同じ風船でも、膨らんでいる時と萎んでいる時ではデザインと質感が異なって見えるのと同様の感じです。ご投稿頂いた写真の個体は腹部がかなり膨張しており、さらに背甲に異物が付着している?ことにより違和感を覚えられたかもしれませんが・・・「ヒメアシナガグモの斑紋変形パターン」と考えて問題ないと思います。
> 腹の模様が特徴的で、少し似ている種なら見つけたのですが(ヒメアシナガグモ?サラグモ?)
ご推察通りヒメアシナガグモ・・・♂亜成体である可能性が高いです。
ありがとうございました - 佐渡國蟲士
2023/01/01 (Sun) 16:14:19
きどばん様
ていねいに教えていただき、ありがとうございました。細かい図示までしていただき、恐縮です。
特徴的な斑紋だったので、後で図鑑を引っ張り出して調べればすぐわかると高をくくっていたのですが…。いくら調べても決定打を出せずにおりました。大変勉強になりました。
離島なので、図鑑で見つけられないと、もしかして珍種ではないかとすぐ考えてしまいます。単なる勉強不足ですね。
ちなみに同じ田んぼにヘリジロコモリグモ(と思われる種)もいました。
Re: 白黒模様のクモ - きどばん
2023/01/01 (Sun) 18:32:53
> ♂亜成体である可能性が高いです。
すみません、訂正させてください。
写真の中で「触肢前方が大きく膨らんでいるので・・・」と書きましたが、黒く膨らんで見えるのは触肢ではなく上顎ですね。改めて見ると上顎にしか見えないのに・・・パッと見たときに「触肢が膨らんでいる」ように見えて「♂亜成体」という先入観が植え付けられ、その後ずっとその先入観に捉われていました。
従って「♂亜成体」かどうかは分かりません。むしろ極端に膨らんだ腹部形状から、「産卵前の♀」である可能性の方が高いかも知れません。
> 同じ田んぼにヘリジロコモリグモ(と思われる種)もいました。
ヘリジロコモリグモは現時点では日本固有種、佐渡島でしか見つかっていませんが・・・
日本のお隣の半島に生息している可能性があります。
以前ヤスダコモリグモを調べている時に見つけた論文 ↓
https://www.researchgate.net/publication/290134094_Description_of_Two_Wolf_Spiders_Araneae_Lycosidae_from_Korea
ここ ↑ に掲載されているコモリグモ2種のうち、ヤスダコモリグモについては問題ないと思いますが、イサゴコモリグモに関しては・・・外見・外雌器形状・生息環境すべてにおいてイサゴとは異なる・・・誤同定と思われます。
では一体何者なのか・・・既知種ではヘリジロコモリグモが一番よく似ています・・・外見・外雌器形状・生息環境において。
ただ、ヘリジロとは外雌器の中央隔壁後方の形状が異なる・・・
上記論文では1♀のみによる記録なので・・・外雌器形状にも個体差がありますし、「外雌器の図」というのも研究者によって表現の仕方がかなり異なる・・・ヘリジロコモリグモである可能性は捨てきれません。
※単なる妄想なので・・・返信不要です。
佐渡産と朝鮮半島産 - 佐渡國蟲士
2023/01/01 (Sun) 20:43:43
返信不要ということでしたが、とても興味深い内容だったので…
上記の論文の写真を見ると、確かに、ヘリジロコモリグモにそっくりですね。
佐渡島に生息する固有種で朝鮮半島のものとの関係性が議論されたものがあります。サドガエルです。発見当初は、朝鮮半島産のツチガエルではないかと言われましたが、詳細な研究によって、別種であることが証明されていきました。同種か別種かはわかりませんが、いずれにせよ、かなり近縁なものなのでしょうね。
コモリグモ程度なら、流木などに紛れて半島から佐渡島に流れ着いても不自然ではないようにも思いますし…
さらなる研究・検討を待ちたいところです。
Re: 白黒模様のクモ - きどばん
2023/01/02 (Mon) 04:37:33
> サドガエルです。発見当初は、朝鮮半島産のツチガエルではないかと言われましたが、詳細な研究によって、別種であることが証明されていきました。
そのような例があるのですね。
最近、コモリグモ分類に傾倒している若手クモ屋さんがいるらしいので・・・
その方と会う機会があったら話を振っておきます。
東京都国分寺市 2022-12E - きどばん
2022/12/31 (Sat) 08:53:47
地元だけどめったに行かない線路の向こう側の緑地へ。
どこにでもありそうな案内板ですが・・・『蜘蛛 ゴマジロオニグモ』というのは珍しいかも(笑)
Re: 東京都国分寺市 2022-12E - きどばん
2022/12/31 (Sat) 10:00:08
ホシジロトンビグモ幼体
冬はついつい樹皮めくりしたくなりますが・・・
めくられる側は大迷惑ですね。
https://video.fc2.com/content/20221231BbJUPYys
名前を教えてください - 花鳥虫
2022/12/06 (Tue) 13:55:28
2022.8.27 群馬県渋川市の林道宮沢線で撮影
体長は7mmhどでした。
Re: 名前を教えてください - きどばん
2022/12/06 (Tue) 18:25:38
角度および光の当たり方等から「腹部の銀色感」が見て取れませんが・・・
刺激を受け濃色部分が増えたコシロカネグモ(多分)幼体と思われます。
フッカーSさんのサイト ↓ 真ん中あたりの写真が同様の状態かと。
http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-879.html?sp
お礼 - 花鳥虫
2022/12/07 (Wed) 16:23:33
きどばんさん、早々のコメント、ありがとうございました。
(多分)コシロカネグモ幼体とのこと、了解しました。
またよろしくお願いいたします。
新番組が始まるらしいです。 - くも子
2022/10/23 (Sun) 13:13:48
ラジオで聞きかじったものですので詳細は知りません。
NHKスペシャル「超・進化論」総合日曜日夜9:00~9:50
ダーウインの時代の常識を超えて、最先端の科学が明らかにしている”新しい進化の物語”に迫る。生き物たちは厳しい生存競争を繰り広げる中で、種を超えて複雑につながり合い、助け合って生きているという、命の多様性の本当の姿を描き出す。
第2集 愛しの昆虫たち~最強の適応力 11/13(日)放送
昆虫(アリ)学者 丸山宗利さんが出演される。
Re: 新番組が始まるらしいです。 - きどばん
2022/10/23 (Sun) 18:41:12
> 第2集 愛しの昆虫たち~最強の適応力 11/13(日)放送
> 昆虫(アリ)学者 丸山宗利さんが出演される。
情報提供ありがとうございます m(__)m
以前ここで ↓ 「私はスルーします」などと言っていましたが
https://kumomushi2.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6286990
「昆虫学者、奇跡の図鑑を作る」 丸山宗利 / 著 ↓
https://www.gentosha.co.jp/book/b14581.html
↑ を読んで、「これは買わねばならぬ」と思い ↓ を買いました(笑)
https://zukan.gakken.jp/live/insect_new/
私が子供の頃見ていた図鑑とは次元が異なりますね。家にあった昆虫図鑑は掲載種が少なすぎたので図書館で「昆虫大図鑑」とかを見ていましたが、変色した標本写真ばかりで実物と見た目の印象が違い過ぎて「パッと見て当たりをつける」ことが出来ませんでした。これは素晴らしい図鑑です。この図鑑をきっかけに昆虫の「はかせちゃん」とかも多数出てきそうです。子供の頃にこんな素晴らしい図鑑はありませんでしたが・・・この図鑑を手にする今の子供たちが特に羨ましいとは思いません。くも子さんならご理解いただけると思いますが・・・知ることがすべてではないですからね。
> (気になったのは、トリノフンダマシの写真右の卵のうです。)
これはもちろんオオトリの卵のうです。写真の取り違えか、オオトリのほうに写真を入れようとしていたのか・・・単純ミスでよくあること?です。そのほか、図鑑では『影は実物の大きさをしめしています。影がないものは実物大です』とありますが・・・「影のない」アシダカグモちっちゃすぎる!
過去にクモの大先生が作られた図鑑でも、クモCDとかでも、そのようなことは当然のように見られます・・・人間ですから(笑)
知っている人ならだれでも気づく間違いはいいのです。問題なのは多くのクモ屋さんが「どうもおかしい」と思いつつも「間違っている」ことを証明できない、というパターンですね。
いずれにせよ「昆虫図鑑」にクモが70種以上載ったのは快挙でしょう。
Re: 新番組が始まるらしいです。 - きどばん
2022/10/23 (Sun) 18:55:26
図鑑に載っている「実物大」の写真は野外で見る「実物」よりかなり小さく見えます。そして野外で見る「実物」は実寸より大きく見えることが多いです。ごの「サイズ感」のギャップを埋めるのは非常に難しいですね。
Re: 新番組が始まるらしいです。 - 隠れファン
2022/11/13 (Sun) 22:01:27
お久しぶりです!!o(^◇^)/〃〃
超進化論、見ましたよ!!
アリたちや昆虫たちの生き方に感激しました!
クモって、かなり器用な生き物ですから、知られていない不思議な生き方してるかも?ですよね。
クモの宝なんて生き物も居たりしてぇ。
無責任な書き込み、ゴメンなさい。m__mゞゞ
Re: 新番組が始まるらしいです。 - きどばん
2022/11/17 (Thu) 02:44:29
どうもです。
私も先ほど見終わりました・・・録画してたものを。
あんなすごい場面を撮れるなんてあの方しかいないだろうと思っていたら・・・やはりそうでした(笑)
https://twitter.com/AntRoom_taku/status/1591800170890813447
> クモって、かなり器用な生き物ですから、
う~ん・・・究極の進化を遂げた完全性を感じる昆虫類と比べるとクモって本当に欠点だらけで人間臭さを感じる・・・そこが好きなのです(笑)
Re: 新番組が始まるらしいです。 - 隠れファン
2022/11/17 (Thu) 11:47:07
無責任な書き込みへの、御丁寧な返信ありがとうございます。
m__mゞゞm__mゞゞ
昆虫たちの進化は、スペシャリストへの道と思いますが、
クモたちは、ゼネラリストを目指しているような気も??..。
捕食者として生き残る可能性を広げるためとも思えますが、その器用さと不器用さを併せ持ったところが魅力の気がしますよね。o(^◇^)/〃〃
名前を教えてください - にん
2022/11/01 (Tue) 10:05:18
自然公園のトイレの軒下にオオヒメグモと数センチはなれた所にいた黒いクモの名前が知りたいです。
1センチ弱くらいだと思いますが、モゾモゾと動いていましたが、何かを捕えているのか、何かに捕われているのかよく分かりません。
よろしくお願いします。
Re: 名前を教えてください - きどばん
2022/11/01 (Tue) 18:46:38
♀を求めて歩き回っていたキシノウエトタテグモ♂(多分)がオオヒメグモに釣り上げられた・・・という状態だと思います。「秋の風物詩」(笑)と表現されている方もいます ↓ 。
https://twitter.com/Sasagani_ya/status/1185135441210556421
※添付画像はキシノウエトタテグモ♀を捕えたオオヒメグモ♀
♀が捕まるのはかなり稀です。 2007-10-28 東京都八王子市
Re: 名前を教えてください - にん
2022/11/01 (Tue) 20:35:10
ありがとうございます。
面白い生態ですね。
秋によくあることなんですね。
黒いクモの方が強そうなのに食べられてしまうんですね。
トビジロイソウロウグモ? - ぼーちゃん
2022/10/19 (Wed) 23:16:02
毎度お世話になっております。
またクモのご教示をお願いします。
7月31日に京都市内のヤブミョウガの茂みで見つけたクモです。
体長は5mmほどで、地上50cmくらいの葉の間に糸をかけて移動していました。
静止することなく移動し続けていたので上手く撮影できませんでしたが、形状からトビジロイソウロウグモかと思っております。
きどばんさんのお見立てを伺えればと思いますので、よろしくお願いいたします。
Re: トビジロイソウロウグモ? - きどばん
2022/10/20 (Thu) 19:55:31
> 形状からトビジロイソウロウグモかと
ご推察通りトビジロイソウロウグモ・・・幼体だと思います・・・腹部形状・斑紋等から。
♂幼体の形状がどのような感じなのか見たことないので分かりませんが、体長が目測で5mm近くあったのであれば♀の幼体でしょうね。
Re: トビジロイソウロウグモ? - ぼーちゃん
2022/10/21 (Fri) 00:32:12
早々にご確認いただきありがとうございます。
やはりトビジロイソウロウグモだっんですね。
付近での造網を期待して、また観察したいと思います。
ご教示いただきありがとうございました。
名前を教えてください - goen
2022/10/19 (Wed) 08:08:00
お世話になります。
愛知県豊田市の山で見つけました。
葉っぱの上に小さくて生き物とは思えず、触ったら動いたのでびっくりしました。
もしかしたら、ワクドツキジグモではないかと思いますがどうでしょうか?
よろしくお願いします。
Re: 名前を教えてください - きどばん
2022/10/20 (Thu) 20:04:32
ご推察通りワクドツキジグモです・・・他に似ているクモがいないので(笑)
記録を見ると愛知・三重近辺では定着しているようですね。
Re: Re: 名前を教えてください - goen
2022/10/20 (Thu) 20:16:02
ありがとうございます。
日本七大珍種蜘蛛の一つに出会えて嬉しいです。
今日はカトウツケオグモを見ました。
自然界ではまだまだ知らない事がいっぱいなので刺激になります。
今後ともよろしくお願いします。
Re: 名前を教えてください - きどばん
2022/10/20 (Thu) 22:08:15
> 日本七大珍種蜘蛛
う~ん・・・検索すると当たり前のようにヒットしますね。
私がクモ屋を始めた十数年前にはメジャーな括りではなかったのですが・・・
この掲示板か他の虫屋さんの掲示板だったか覚えていませんが、ある蛾屋さんから「クモの日本七大珍種って何ですか?」と聞かれて・・・調べたけど分からなくて・・・差し当たり珍種の代名詞のような投げ縄グモ2種とワクド、まだ♂が見つかっていなかったツシマ・サカグチのトリフン2種を挙げました。あと2種どうするか考えたのですが、外見と大きさと知名度・記録の多寡等からキジロオヒキとカトウツケオを選びました・・・まったく気軽な気持ちで。
その昔Yawataさんというクモの化身みたいな怪しげなクモ屋さんがいて、その方から「クモの七大珍種なんて誰が考え出したんだ?」と質問され・・・「あんただろう」と言わんばかりに・・・。「いや、絶対俺じゃない!」と答えましたが、七代珍種のメンツを見ると若干影響があったのかも知れません。いずれにせよ何らかの学術的根拠のある括りではないと思います。
名前を教えてください - ライゾー
2022/10/18 (Tue) 16:15:52
先日はイオウイログモをお教えいただきありがとうございました。
度々申し訳ございませんが、添付の蜘蛛の名前をお教えいただけませんでしょうか。
2022年9月25日、東京都多摩地域の里山の草むらにいました。
ハエトリグモかと思い図鑑などで調べましたが、
これだ!と思えるものがありませんでした。
ご教示いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
Re: 名前を教えてください - きどばん
2022/10/19 (Wed) 02:00:58
ヤマシロオニグモです。
昼間は網を張っていない場合もあるので「オニグモの仲間」と分かりにくかったかも知れませんね。
イオウイロハシリグモ同様、斑紋変異の多い種です。
ハエトリグモとは眼の大きさ・並び方等が大きく異なります。その辺りに着目すると「~グモの仲間」と推測しやすくなると思います。
Re: 名前を教えてください - ライゾー
2022/10/19 (Wed) 11:00:13
ありがとうございました!
葉っぱの上にいるし、図鑑と違ってきゅっと足を縮めていないし・・・
オニグモの仲間とは思いませんでした。
「普通にいる」種類でも、素人にはなかなか同定が難しいです。
勉強させていただきありがとうございます。
名前を教えてください - ライゾー
2022/10/13 (Thu) 16:36:45
初めまして。
添付の写真の蜘蛛の名前がわかりません。
どなたかお教えいただけませんでしょうか。
撮影日:2022年9月25日
撮影場所:東京都多摩地域の里山、平地の草むら
サイズは2〜3センチくらいかと思いますが、自信はありません。
そんなに大きな感じではありませんでした。
どうぞよろしくお願いいたします。
Re: 名前を教えてください - きどばん
2022/10/13 (Thu) 21:38:14
イオウイロハシリグモ♀ですね。
別種かと思えるくらいの斑紋変異がある種です。
頭胸部~腹部にかけて、身体からはみ出て見える白いものは卵のうです。母グモは咥えて持ち運びます。
クモの腹部は各個体のコンディション等により膨らんだり萎んだりします。同じ個体なのに状態により別種のように見える場合もあります。投稿して頂いた写真の個体は産卵後間もない・・・もしくは卵のうを咥えているため思うように食事できない・・・ため、腹部はかなり小さめになっている状態のようですね。
Re: 名前を教えてください - ライゾー
2022/10/14 (Fri) 12:18:18
早速の詳しいご回答、ありがとうございました!
以前から近辺でイオウイロハシリグモをみていましたが、まさかこれもそうとは思いませんでした。
卵のうを咥えて運ぶことも、腹がしぼんだる膨らんだるすることも知らず、図鑑で腹部が丸い蜘蛛を探して悩んでいました。
いろいろお教えいただき、とても勉強になり、蜘蛛の面白さも知りました。同定の難しさも。
まだ調べている最中でわからない蜘蛛もいます。
また悩みましたら質問させてください。
どうもありがとうございました。
カニグモ科? - ホソ
2022/10/12 (Wed) 15:51:10
今月上旬、埼玉の小川付近で見かけました。
図鑑で調べましたが分かりませんでした。
名前のご提示をお願いいたします。
Re: カニグモ科? - きどばん
2022/10/12 (Wed) 18:44:57
カトウツケオグモ♂のようです・・・♂はかなりレア。
本種の記録がある場所でも♂は滅多に見られないです。
Re: カニグモ科? - ホソ
2022/10/13 (Thu) 07:37:42
ご提示有難うございます。
腹部が該当してるかも、と思いつつも脛節あたりが白色でなかったので不思議に思っていましたが、♂とは気づきませんでした。
♂♀の違い含めてとても勉強になりました。
種名をご教示ください - 小翠
2022/09/23 (Fri) 07:28:20
9月21日に神奈川県東部の市中公園で撮影しました。
体長はおよそ6mmで、夜間徘徊していた個体です。
腹部斑紋や各脚腿節の刺毛はシノノメトンビグモあたりに似ていると思えるのですが、頭胸部と脚の色がだいぶ違って見えます。
Re: 種名をご教示ください - きどばん
2022/09/23 (Fri) 17:20:22
> シノノメトンビグモあたりに似ていると思えるのですが、頭胸部と脚の色がだいぶ違って見えます。
ご推察通りと思われます。多分幼体でしょう。
色合いについて・・・私的にはまったく違和感はありません。
ワシグモ科のクモは地色が黒っぽいものが多いですが、
たまに褐色みを帯びた個体が見られます・・・特に幼体時に。
写真は撮っていませんが同様の個体は何度も見ています。
種名をご教示ください - 小翠
2022/09/19 (Mon) 20:40:02
9月17日に神奈川県南部、河岸の柵上で撮影しました。
体長は10mm内外だったような気がします。
同所ではアシナガグモをよく見かけ、画像を確認するまではそれを撮ったつもりでした。
Re: 種名をご教示ください - きどばん
2022/09/20 (Tue) 18:21:48
> 神奈川県南部、河岸の柵上
難しいです。
既知種限定ならヒカリアシナガグモ幼体でしょう。
斑紋色合いの変異幅が大きく、本州に生息するアシナガグモの仲間では最も濃色の斑紋パターンを持っています。
ネット検索ではそっくりな画像は見つかりませんが、強いて挙げればこちらの方 ↓ が撮影した個体が近いですかね。
https://blog.goo.ne.jp/vittata/e/ad2b7b1928475e3b5189aafda35e16af
元来南方系のクモですが、神奈川では2004年頃から生息が確認されています※。
アシナガグモと混生していることも多いようです。
※参照:新海 明・谷川明男 2004. 採集情報. 遊絲, 15:11-13. ↓
http://www.arachnology.jp/yushi/y15.pdf
ヒカリアシナガグモ! - 小翠
2022/09/20 (Tue) 22:00:08
きどばん様、丁寧なご対応ありがとうございます。
この種も疑いはしたのですが、脚の長さしか合致しないと見て除外していました。
知識と経験が足りないと、絵合わせ同定作業も容易に壁に当たってしまいますね。
教えてください - にん
2022/09/09 (Fri) 12:02:17
左はチャスジハエトリのようですが、右の巣とうっすら見えるクモは同種なのでしょうか?
Re: 教えてください - きどばん
2022/09/09 (Fri) 21:02:03
> 右の巣とうっすら見えるクモは同種なのでしょうか?
ご推察通り住居の中にいるのはチャスジハエトリ♀亜成体もしくは成体である可能性が高いです。
ほとんど耳にすることはないと思いますが「小屋掛け求婚」と呼ばれる状態かと。
http://spider.art.coocan.jp/studycenter/pdffiles/k87-2.pdf
※詳細
斎藤慎一郎 1984. ネコハエトリ雄の小屋掛け求婚と雄間闘争. Atypus, 85:98.
http://www.arachnology.jp/ATYPUS.php?n=1
注:会員でないとファイルは開けません。
でも勘のいい方なら簡単にパスワードを探り当てるかも・・・
いまだにオープンにしない理由は・・・ろ〇がいの蔓延・しがらみ等々ですかね。
Re: 教えてください - きどばん
2022/09/09 (Fri) 21:35:16
http://www.arachnology.jp/ATYPUS.php?n=1
↑ 下段 ↓
『ATYPUSのPDF化は池田 博明氏のご尽力によります.』
Re: 教えてください - にん
2022/09/10 (Sat) 01:17:24
ありがとうございます。
「小屋掛け求婚」は初耳です。
クモは種名の判別もままならないレベルです笑
白いクモ - クモ観察
2022/09/03 (Sat) 10:22:27
河川敷で白いクモを見つけました。
キシダグモ科だと思い検索しましたが、該当しませんでした。
名前のご提示をよろしくお願いします。
Re: 白いクモ - きどばん
2022/09/03 (Sat) 20:53:29
エビグモ科のハモンエビグモです。
中齢幼体以降の体形に見えますが・・・
これは最近撮影されたものでしょうか?
だとしたら「何県」で撮られたものか教えていただけないでしょうか?
Re: 白いクモ - クモ観察
2022/09/04 (Sun) 16:46:27
有難うございます。
群馬県内にて先週撮影いたしました。
もっとよく観察したかったのですが、瞬時に見失ったので一枚しか撮影できませんでした。
Re: 白いクモ - きどばん
2022/09/05 (Mon) 00:00:24
> 群馬県内にて先週撮影
ありがとうございます!
添付画像は私が今月長野県の河川敷で写した脱皮後間もないと思われるハモンエビグモ幼体です・・・ピントあっていませんが(笑)
ハモンエビグモが成体になるまで何回脱皮するのか分かりませんが、クモ観察さんが撮られた個体と齢数はほぼ同じっぽいですね・・・注:単なる勘。
本種は市販のクモ図鑑では成体の「出現期:6~8月」となっていますが、それは北海道・本州北部での記録であり、関東近辺では真冬に出現し初夏を待たずに姿を消してしまいます。
「北海道では平地に生息、本州では標高の高い場所のみに生息」といったクモは多くいますが、それらにおいても成体出現期そのものに大きな違いはありません。北海道~関東に生息するクモで、これほど成体出現期の異なるクモを私は他に知りません。
・・・まあ、多くの方々にとってはどうでもいい話ですが(笑)・・・返信不要です。