Re: クモの歳時記 - くも子

2017/03/17 (Fri) 07:06:00

分散幼体、体長２．５ミリメートルほど。
牛の角状の対をなす糸いぼが特徴的。

Re: クモの歳時記 - くも子

2017/03/17 (Fri) 07:13:15

偶然でしたが、２０～３０匹といった小規模の分散を二か所でみつけました。
植込みの中、特定の出っぱり部分に糸を引きながら、離合集散を繰り返し飛散の準備中…といった様子でした。

おまけ - くも子

2017/03/17 (Fri) 07:19:02

河川敷、青空に映える今年のサクラです。

Re: クモの歳時記 - きどばん

2017/03/19 (Sun) 21:23:58

> 当地の歳時記のひとつ、ジグモの分散をみつけました。
> （１７０３１６東京都足立区）

いいですねぇ･･･私はもう５年以上見ていません。ワスレナグモより分散時期のばらつきが少ないですね。
同時期、府中市の多摩川河川敷では卵のうを着けたイサゴコモリグモが見られ始めました。同所的に産する分類上極めて近縁のキシベコモリグモとはライフサイクル的及びパッチ的生息環境で棲み分けているようです。

※添付は東京都府中市産イサゴコモリグモの産卵　170317

Re: クモの歳時記 - くも子

2017/03/20 (Mon) 06:31:42

イサゴコモリグモの産卵シーン、図鑑解説の出現期が６～８月、１０～２月とあり、両種のライフサイクルのずれを教えてくれる貴重な画像ということができますね。

外見的に極めてよく似た
>キシベコモリグモとはライフサイクル的及びパッチ的生息環境で棲み分けているようです。

図鑑解説では両種とも、山地の渓流から河口まで広く分布している…と。けど残念なことに、目の前の荒川流域にはいません（理由は明白、①石が全くない②汐気があること）。
Ｓ,Ｗさんに教えを請えば…けどご多忙でお目にかかる機会がなかなかです。多分、荒川の生息域は秋ヶ瀬よりもっと上流？

おまけ２ - くも子

2017/03/20 (Mon) 07:13:06

春の小川♪

Re: クモの歳時記 - きどばん

2017/03/26 (Sun) 21:51:15

> イサゴコモリグモの産卵シーン、図鑑解説の出現期が６～８月、１０～２月とあり

数字というのは恐ろしいですね。絶対的認識を与えてしまう･･･出現期というのは地域や生息環境によって異なる相対的なものです。また、図鑑に載っている情報はその源泉が会誌とかに掲載された記録のみに基くもの（貴重なデータを豊富に持ちながらもマニアックで自己完結型の方、完全主義な方はあまり会誌に投稿しない）であり、特定地域における「現実」とはズレている場合も少なからずあります。

> 荒川の生息域は秋ヶ瀬よりもっと上流？

Googleの画像で荒川流域を見るとキシベやイサゴがいそうな場所が見当たらない･･･荒川と多摩川がこんなにも違うものか、と改めて思い知らされました。下流域砂地ならイサゴはいそうですが･･･。ちなみにカワラコゲチャを初めて見たのは多摩川ではなく相模川流域･･･多摩川に似た環境です。カワラコゲチャは荒川にはいないかも知れませんね。

※添付画像は多摩川河川敷におけるイサゴコモリグモ ２タイプ　どちらも 160430 東京都府中市
　「日本のクモ」に載っているイサゴ♀はかなり特殊な体色･･･私はあんな色の個体は見たことありませんし、千国図鑑・谷川CDにも載っていません･･･関西ではどうなのか分かりませんが。関東の方があの図鑑を見るとイサゴコモリグモがすべてキシベコモリグモと同定されてしまいそうな気がします。
※現住所に越す際、「もうクモやめた！」ということで標本ををすべて処分、画像データもHDクラッシュで多くが紛失、個人的キシベ情報がほとんど残っていません。ボチボチと情報補填していくつもりです。