クモ蟲画像掲示板

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無題 - きどばん

2019/06/22 (Sat) 22:41:50

今更ですが・・・
一番上の画像を含めオビボソカニグモではなさそうなレアなカニグモ画像が複数載っていますね。
http://kumomushi2.web.fc2.com/n_o/obibosokanigumo.htm
あらゆる資料を駆使して画像から種を推測しても結果は「推測」に過ぎません。機会があれば是非とも採集願います。液浸するのが忍びなければ生きたままとっておいてください。私が引き取りに伺います。

Re: 無題 - くも子

2019/06/23 (Sun) 08:15:42

いやぁ、どうもありがとうございます。

正しいやり方に背を向け、観た目で比べて楽しむ…馬鹿丸出しの人生は変わらないかも知れません。

奇(く)しくも、昨夜わたしもこれまで出会って撮ったカニグモ類と思われる写真を矯(た)めつ眇(すが)めつしておりました。

エビグモ・カニグモの日本のオーソリティー、科博の小野先生が著わした「日本産クモ類生態図鑑2018」を開きますと、日本のカニグモ科は25属、カニグモ属は16種となっています。学問のレベルでも新顔の発見があるかもしれません。

さて、件の魅力的な日本固有種オビボソカニグモの図像を参照(幼虫・♀・♂幼虫・♂)し、自分が出会って撮った写真と見比べてみますと、ときには、かなり似ているが違うところもある…などの例があるとを教えてくれます。

今回の、きどばんさんご指摘の写真のクモも、それらの図像にぴたりとは言えません。雰囲気は似ていなくもないがかなり違いもある…生殖器は?っとなりますね。
(おやっ?と思ったら連れて帰る…大切ですね。撮った写真を投稿しご覧いただく…それなりの責任のようなものがあると思いますし、自分の考えを添えることも礼儀だと承知しております。)

可能な限り多くの観察例を持ち寄って見比べる…ほかのアジアの国々に比べ、人口比からすると我が国はクモ好きが多くないような気がしてなりません。好きでなくとも撮って公開する…をお願いしたいものです。

”似ているが違う”…クモとの出会い旅を重ねる一番愉快なところと思っています。クモ好きのお仲間と語り合うことの喜びはなにものにもかえがたいですから。

種内の個体変異、変異の幅は? 範囲を超えたクモと遭遇できる可能性は誰にでもあるはず。南北に長い日本の自然の魅力を直接味わうことに繋がっていると思っています。

似ているが違う… - くも子

2019/06/23 (Sun) 11:49:12

わたし的オビボソかオビボソでないかを判断していた形質的特徴は♂も♀も①頭胸部のV字部分が直線的か曲線か ②頭胸部の黒色部分下部に、一対の大きな丸い黒斑があるか無いか…と、思い定めておりました。

一例ですが、この写真のクモ(170923長野県東館山山頂の産)は、②大きく丸い黒斑が認められるが、①V字部分が直線的でない。だからオビボソカニグモのファイルに入れていません。ではこのクモはなにカニグモ?クモが大人なら生殖器を確かめれば正解が判る…

このわたしの視点からもきどばんさんの190611のオビボソカニグモ♀はオビボソカニグモ♀ということになりますが、わたしの思い定めていた①②両方とも…という仮説はまったくの絵空事でもない?

(サンコウチョウの水浴びシーンが撮りたいって? 撮って公開したら恥ずかしい人というレッテルが付いて回ります。日本の”長だま軍団”のおバカぶり、話題にすることさえ恥ずかしい。自分で見つけて黙って撮ってこそ賞賛に値するでしょう。徒党を組んで周辺まで占拠? サンコウチョウも迷惑していることは確実だと思います。)

林道やブッシュに入ってクモを探していると、サンコウチョウの声を耳にすることがあります。おや、近くにいるんだなぁ…それ以上のことはせずただ手を休め、しばらく鳴き声を愉しみます。また、思わずアカショウビンと目が合ったり、足元にアカヒゲがやってきたり、クマゲラが双眼鏡いらずの距離に飛んできてタララララララ…とやってみせてくれたりします。この春もジュウイチ、ホトトギス、カッコウ、ツツドリが鳴きながらすぐ近くまでやってきて、よい声を聴かせてくれました。クモ探しにはこんなご利益がありますね。
姿を見せることはほぼありませんが、大型野生動物の気配と匂いを間近に感じた経験があります。クマの親父だけは願い下げですけど…仰天のあまり、背中を向けて走り出すのが最もしてはいけないこと、と言われていますね。

足立区河川敷201906B追加 - きどばん

2019/06/24 (Mon) 22:47:50

> ではこのクモはなにカニグモ?クモが大人なら生殖器を確かめれば正解が判る…

微小サラグモ等では生殖器を見ても分からない・・・なんて珍しくもありませんが、カニグモの仲間も凄まじく難しいと思います。外見の色彩変異と生殖器の形状変異を考慮すると標本を精査しても???という個体が少なからずいると思います・・・特に北海道とかでは。

> クモ探しにはこんなご利益がありますね。

本当にそうですね。鳥の囀りはクモの生息環境を音で表現している感があります。

※クロスジアカムネグモ♂ 添付画像上♂正面、下採集時亜成体外見。ono2009ではセムシアカムネグモとして掲載。

くも子さんの外見同定力、さすがですm(_ _)m
http://kumomushi2.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5890307

Re: 無題 - きどばん

2019/06/25 (Tue) 21:54:47

http://kumomushi2.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5890307
↑ > 真っ黒い体色、ヤミイロカニグモ♂?

生息環境と触肢跗節から飛び出して見える中部把持器の形状から、ヤミイロカニグモではなくチュウカカニグモのようです。

※添付画像
上:くも子さんの投稿画像
下:ヤミイロカニグモ♂
分かりにくいですが・・・分からない方が穏やかな日々を送れると思います(笑)

Re: 無題 - くも子

2019/06/26 (Wed) 05:30:54

ありがとうございます。

カニグモたちの面白さは”とても複雑である”ことがほんの少し判ってまいったような気がいたします。

●きどばんさん「外見を含めた生態的相違を認識したい…」
「生活環境と触肢跗節から飛び出して見える中部把持器の形状…」
「鳥の囀りはクモの生息環境を音で表現している感があります…」

●カニグモ学者「生活史の特性によるパターン…」(p.17を参照しました。)
 ヤミイロカニグモ:春型       
 チュウカカニグモ:夏型

●分類学者の「クモ地図」には黒っぽいメスのチュウカカニグモが掲載されています。頭胸部下側に丸く大きな一対の黒斑、特異な例でしょうか。

東京地方の6月は”春”でしょうか、”夏”でしょうか?カニグモたちは承知しているのですね…

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